先週末、テレビ、新聞各社が実施した世論調査によると、安倍内閣の支持率は70パーセントを超え、高水準を維持している。一方、支持しないという率は16パーセント台で横ばいのようだ。
このうち、共同通信が行った調査で、今一番注目されているＴＰＰ交渉で、一部農産物を貿易自由化の例外とする日本の主張が認められない場合でも“交渉継続を”という回答をしたのは７１．８パーセントにも上っている。
『アベノミクス』が国民に高い評価を得、安倍政権の経済政策が評価されていると言える。
去年暮れに発足した第2次安倍内閣は、とにかく元気が良い。
前の民主党政権に比べて、決めること、やらなければならないことをどんどん積極的に実施し、議論しても決められなかった民主党政権とは大いに異なる。また、民主党政権では最初のころ、国民受けを狙ってか大風呂敷を広げすぎたことやマスコミ受けする発言などが多かったが、最終的には権力者同士の足の引っ張り合いがあり、実行力が伴わなかった。
テレビの国会中継を見ていても、前政権とは違う。
だが、アベノミクスで困るのは、私たち年金生活者。税金や物価が上昇し消費税も上がり、年金手取り額は目減りする一方だ。団塊の世代と呼ばれる人のほとんどが年金生活者だ。
働ける世代の人たちにとっては、アベノミクス効果はウエルカムだろうが、われわれ年金生活者の実態をよく把握して政治をやっていただかないと。。。。
バラ色の老後なんて夢のまた夢だ。苦しい生活に備える時代がそこまで来ている。
