晴れているが春特有の“かすみ”がかかり薄曇のきのう、去年より約1週間遅く、枝垂桜の巨木めざし、愛車を走らせた。
自宅から約1時間の寺の境内に咲く枝垂桜が、去年見た桜の中では一番美しかったからだ。その寺は山沿いにあるので、去年より遅く咲いているだろうと、ゆっくり構えていた。
山の小学校横にある寺に着いたのは午後2時過ぎ。近くの駐車場に車をとめ、1~2分歩くと寺に着く。駐車場にはほとんど車がなかったが、寺に向かう途中、1本の木からピンクと赤の花が咲く珍しい桜?の木を発見。
程なく、目的地に到着した。
見事な葉桜。やはり遅かった。近くの人に聞くと、ここの枝垂れは去年並みに開花、数日前に散ってしまったとのこと。
残念だが、仕方ない。寺の横には遅咲きの山桜が一本。私を慰めるように満開になっていた。
寺でさい銭をあげ、早々にひきあげた。
帰り道、今年もまた、林立した土筆を発見。少しだけ採って家路を急いだ。
山里近くの風景は少しずつ、新緑の5月上旬をめざし走っている。
ことしは、この土筆だけが季節はずれなのかもしれない。