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ベネッセ個人情報流出で200億円が原資

2014年07月17日 | Weblog
一日に売り上げるハンバーガーに使用するパンを並べたら、東京から兵庫県の姫路市に達する距離に匹敵します。そのたった一個に小さな異物が混入しただけでもビジネスの歯車は一気に狂ってしまいます。高速道路をスポーツカーで走りながら石ころ一個に神経を使う以上の緊張感があります。私はこのスピード感やスケール感を社員に体感してほしくて、東京湾に14億人が泳いだらどうなるかというビデオまで作ったほどです。

『小さなミスが命取りになることを社員に体感させる』ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長が数年前に語ったコメントだ。

今回の個人情報が大量に流出した事件は、外部業者の派遣社員として働いていたシステムエンジニア(SE)松崎正臣容疑者が逮捕された。この事件はいろいろな問題点はあるが、日本の企業から世界に羽ばたこうとするベネッセの対応の速さと問題の捉え方に感心する。

大切な個人情報が外部に流出したという事で、その対価はいくらぐらいだろうかと思っていたのだが、200億円を原資にするというのは、顧客に対するしっかりした認識を持っている優良企業だといえる。

謝罪の仕方にもいろいろある。それぞれの企業によって、記者会見などで責任者が頭を下げて公に謝る方法が一般的だが、ベネッセは『利用者への補償の原資として200億円を準備し、金券の送付や受講料の割引などを検討すると発表した。情報流出に関する顧客対応の専門部署「お客様本部(仮称)」を設置することも明らかにした。(時事通信)という。

どんな企業でも顧客の個人情報を持っている。

電子化された情報は短時間で漏えいや流出する危険がある。

個人情報管理にはかなり厳しい対応が必要になってきたといえるのだが、ベネッセHDの事件を教訓に各企業とも漏えい、流出が決してないよう、これまで以上に厳重な取り扱いの体制を構築していただきたいものだ。



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