樹木の新芽が出はじめるころ、“芽吹きの季節”だ。
家の近所にある木々からどんどん新芽が出始め、芽吹きの季節が始まった。
日の出がかなり早くなり、爽やかな春の陽射しが入って来る。また日の入りがどんどん遅くなってきて午後6時になっても明るい時がある。
午前中は風もさほど強くなく、歩くには絶好の天気だった。が、関東より北の地方では低気圧の通過で荒れた天気になっていた。そして、あの東日本大震災から8年が経った。
地震も凄かったが、テレビの映像を見るたびに津波の怖さを感じさせられる。単純に大きな波が襲うだけではなく、津波の中で渦巻いたりしてまるで海峡状態になるという事も知った。それに原発事故。トリプルパンチの大震災だった。
地震が発生した時刻の午後2時46分、私も東北の方向を向いて、1分間の黙とうを捧げ、あらためて犠牲者のご冥福を祈った。
大震災の復興支援ソング『花は咲く』をご存知かと思うが、数年前から耳に馴染み、口ずさむようになっている。いい曲だ。
大震災からあっという間に8年が経過した。復興が順調に進んでいるところもあれば、まだまだの場所もある。マスコミが伝える場所は限られたポイントで、この他にまだ多くの場所があり、特に原発周辺では今も帰還困難区域に指定されているようだ。1日も早く居住可能な特定復興再生拠点区域になることを願うばかりだが、街が以前のようになるのはいつのことだろうか。
東電福島原発事故対策には莫大な経費が掛かっている上、予想外の時間が必要となっている。
春本番の様相が一雨ごとに深まってくる日中、復興支援ソング『花は咲く』の曲を口ずさみながら、頑張る人たちに対し心からエールを贈っている自分がいた。