山地にはまだ桜が残っているだろうと考え、車を走らせること約1時間。
やはり、残っていた。
寺の境内に平野部より少し遅く咲いたという山桜の一種が散り始めたようだが、残っていた。平野部に比べ4~5度、気温が低いと思うのだが、品良く満開になっていた。
そういえば、四国八十八箇所参りも始まっていた。大阪堺ナンバーや神戸ナンバーの自家用車が駐車場には止められていて、熱心に納経する白装束の夫婦らが訪れていた。
帰り道、そんなに大きい川ではないが、その川をまたぐ鯉のぼりに遭遇した。それは、満開のさくらの間で元気良く泳いでいた。
あっという間に四月は下旬を迎えた。木々に新芽が増え、新緑の五月はもうそこまでやってきている。