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新聞によると・・・

2011年07月11日 | Weblog

昨日付けの新聞によると、

『福島第1原発事故が収束後、使用済み燃料プールの燃料を3年後から取り出し、原子炉の燃料は10年後から取り出すとの仮目標を設定するなど、廃炉を終えるまでの中長期にわたる工程表の考え方を、内閣府の原子力委員会が中心となり検討していることが9日、分かった。最終的に原子炉や建屋を解体、撤去するには数十年単位が必要としている。』(ネット共同通信から引用)

福島県には、福島第一原発、第二原発あわせて10基の原発が存在する。こんなに多くの原発を設置しなくてもいいのに・・・といつも思う。

この地域の産業がないからといって、設置後のメリットだけをオーバーに宣伝され、地元の人がOKして半世紀、設置者の東電はじめ、国も、県も大喜びで、どんどん原発を増やしてきたに違いない。メリットがあるものは必ずデメリットがあるはずなのに、地域振興、電源開発交付金で、その地域を大いに潤していたはずだが、大津波であっけなく壊れてしまった。

絶対に安全だから、絶対大丈夫だからなどと安心していたら、未曾有の、また想定外のことなど、何も対策していない。まったく住民を馬鹿にしているとしかいいようがない。

そして、廃炉にするには数十年の歳月がかかる。彼ら設置者には、地域の人たちには、“お金”で解決すればよいとでも考えているのだろうか。ハートが感じられない、この地域の人たちや被害が想定される地域の人たちが可哀相でならない。本当に辛い毎日だろう。

今の政権だけを批判してはいけない。前政権もそうだし、遡って。半世紀以上前、原発建設にOKした人たちにも責任があるわけだし・・・。これ以上誰が悪いと追及するのは止めることにするが、少なくとも“スリーマイル”や“チェルノブイリ”事故が起きたときの教訓をこの地域に対策したのかどうかはきっちりしておかなければならない。

原子炉の形式が異なろうと、事故発生時のことを教訓にして対策をしていたのだろうか?

その地域に住む人が少なかろうと、多かろうと原発は一度事故が起きると大変怖いものだというのは、今回の福島でよく解った。

この狭い国土にこんなに多くの原発は必要ない。なのに、電力会社はまだ作ろうとしている。

わたしたちは、この動きを封じるようしていかないと、将来に禍根を残すことは今回の事故で明らかだ。

きょうは、あの事故や大震災から、ちょうど4ヶ月だ。 

 

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