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ヒラリーさんの涙

2008年01月10日 | Weblog
テレビニュースでアメリカ大統領選予備選報道がヒートアップしてきた。

大統領選の序盤第2戦、ニューハンプシャー州予備選で当初苦戦が伝えられていた民主党のヒラリー・クリントン氏が、オバマ氏を破り、1勝1敗とした。

熱狂的に喜ぶそれぞれの陣営支持者の表情が印象的だ。

クリントン氏が涙がこぼれないように顔を上向きにし「簡単じゃない」と2度繰り返したシーンは何回見ていても支持を訴える効果的な表情だ。アピールが上手い。

選挙に涙は効果があるのは、これまでも実証済みだ。
去年の参院選で野党の代表が『情に訴える作戦』を展開し、1人区で大勝したことは記憶に新しい。

テレビが発達したこの世の中で候補者の人間性が、これまでよりリアルに映り、有権者が即反応するようになっている。声がいいとか、服装のセンスがいいとかの他に、その人の人間性まで写してしまう。実に怖いメディアだ。しょっちゅうテレビの画面に出る人は人間性まで見られていると言うことを忘れないでほしい。

昔の話で恐縮だけど、NHKアナウンサーから当時のNET(現在はテレビ朝日)系列で放送していた木島則夫さんが、よく泣いていた。名前をど忘れしたが、落語家が司会をする番組でも、司会者の落語家が感動する場面で涙を流していた。

有権者は候補者が流す『涙』に弱いということを今回も立証した格好だ。

しかし、気をつけなければならないのは嘘の涙もあると言うことだ。
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