Frontier

よく歩き、よく眠り、そしてよく撮る毎日。生きてる限りは『フロンティアスピリット』で!いつまでも明るく元気に・・・

菜の花忌シンポ

2006年02月06日 | Weblog
風は冷たかったけど

先週の日曜日は宇和島、三瓶、八幡浜と南へ。早いところでは、春を呼ぶ花菜の花がボツボツ咲き始めていた。そういえば、『坂の上の雲』の著者司馬遼太郎さんが亡くなってもう10年。ついこの間のように思える。

松山市の子規記念博物館で、司馬さんの没後10年を記念したシンポジウムが開かれた。
舞台(壇上)には、ホンモノの菜の花がいっぱい飾られ、司馬さんの写真とともに松山出身の正岡子規、秋山好古、真之兄弟の写真が上手に飾られていた。

講演は、あの、藤本義一さん。司馬さんがなくなる1年前、阪神淡路大震災で、九死に一生を得たということで、往時と比べると少し歳をとったかな?と思える姿だったが、藤本節は健在だった。昭和8年生まれということだから、今年73歳になるが、なかなか口も体も元気そうだった。

彼は人間再発見”“人間を考える”などがテーマということで、人間・歴史・風俗などの話がポンポンと飛び出し、最初から最後まで観客を厭きさせなかった。右脳左脳の話から、ホリエモンの話しまでタイムリーに飛び出し、日常生活に根づいた話題と卓越した観察眼は、素晴らしいの一言だった。もちろん、司馬さんと30年以上にわたる『親交』があったから私たちが知らない“司馬さんとのエピソード”を披露してくれた。

そのあとの半藤一利氏、松本健一氏それに藤本氏を交えた鼎談では、司馬さんと生前、交流を深めていたという方々の司馬さん評を聞いた。三人三様であっという間に時間が過ぎた。

愛媛にはいろいろな現代史の素材があるはずで、歴史を学ぶ気持ちをあらためて考えさせらるとともに、愛媛には結構古いものから新しいものの素材があるのだなぁと思った。





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