森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

妙なお天気

2015-12-22 | 日記


 冬至になったのに、ちょっと妙なお天気が続いています。
 今月になってから、晴れた日はほとんどなく、曇り小雨の毎日なのですが、気温
が高く雪が降らないのです。もちろん雪がないこと自体はありがたいのです。
 
 森を出て湖畔道を歩くと、例年なら湖を渡ってくる風で、顔がピリピリ突き刺さ
るような寒さなのですが、今年は全く感じません。急に面の皮が厚くなるとは思え
ないので、やはり暖かいのです。

 今日は珍しくオバチャンに会いました。オバチャンは会社の保養施設で管理人を
していて、建物の前の道で落ち葉を集めたり雪を掻いたりしているのです。
「こんにちは 今年は暖かくていいですね」と声をかける。
「そうだね 楽だね でもこんな年は一月二月が怖いよ ドカーンと大雪が来るよ」
やはり異常気象を気にしている様子、そして突然の大雪を心配しているのです。
 こんな楽な日が長く続くわけがないのだから、一度持ち上げられて落とされるの
は嫌だ、落差が大きいと余計に厳しくなる。皆同じ考えなのです。
「ではお元気で」「がんばりましょう」と別れてまた歩きます。
  
 今頃、この道を歩いているのは、オッチャンと動物ぐらいのもの、ちょっとした
会話でも嬉しくなります。真白だった道は雪がほとんど解けて、土が出ています。
湖面の氷も解け出し、凍らない所へ移動していた水鳥たちも、戻ってきました。
 報道では、エルニーニョ現象とかいっているけど、なんとも不気味な天候です。
                              動(yurugi)


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