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立夏も過ぎて、日毎にあたたかくなってきました。
気温は上がってきても陽が差すことは少なく、時々小雨のぱらつく
はっきりしないお天気が続いています。
いつも六月にやってくる、北海道南部特有の蝦夷梅雨が早くも
始まったような感じです。
あさっては「母の日」です。
例年、大型連休が終わってボンヤリしている時期なので、なにげなく
過ぎていくのですが、ちょっと気になってネットを見ました。
すると、意外なことがわかったのです。
ずいぶん昔からある「母の日」ですから、天皇関係の母様の誕生日か、
歴史上の有名な慈愛に満ちた母様のことかと、自分は勝手に
思い込んでいました。
というのも「勤労感謝の日」が新嘗祭であったり「建国記念日」が
紀元節であったりと、古来の祭りを現代の祝祭日に当てはめている
例が多いのですから。
ところがなんと「母の日」はアメリカの祭日に倣ったものだという
ことがわかりました。驚きです。
南北戦争で戦場で負傷した兵士たちを敵見方なく手当した慈愛の
女性を追悼するため、ある教会で集会が開かれました。
その時にその女性の娘が、出席者に白いカーネーションを配りました。
これが「母の日」とカーネーションの由来なのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/4f/c7275b5b50e97f6176cb1e86ddbbe28d.jpg)
「母の日」は明治時代末に日本に伝わったそうですが、祝日に
制定されたのは第二次世界大戦が終わった直後ことです。
アメリカからのプッシュがあったのかもしれませんね。
ただ、日本では白い花や菊は縁起が悪いということで、紅い
カーネーションにしたということです。
自分は個人的に白い花が好きなので、この日本的習慣は困りもの
ですが。
それにしても、ハロウィンやバレンタインなど外国の習慣を
国民の行事として取り込んでいる例は、他にもずいぶん
ありそうですね。
いつもなんでもなく来ては過ぎていく祝祭日ですが、これからは
関心をもってせいぜいネットを開くぐらいのことはしてみようと
思いました。
そういえば、我々のころ楽しみだった「十五夜」とか「七夕」など
今は家庭ではやらなくなりました。
少し寂しいですね。
コロナが終わりそうなので、大沼にも観光客が戻りつつあるようです。
久しぶりに名物だんごでも買いに行こうかな。
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