森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

森の母の日

2023-05-12 | 日記


 立夏も過ぎて、日毎にあたたかくなってきました。
 気温は上がってきても陽が差すことは少なく、時々小雨のぱらつく
 はっきりしないお天気が続いています。
 いつも六月にやってくる、北海道南部特有の蝦夷梅雨が早くも
 始まったような感じです。
 
 あさっては「母の日」です。
 例年、大型連休が終わってボンヤリしている時期なので、なにげなく
 過ぎていくのですが、ちょっと気になってネットを見ました。
 すると、意外なことがわかったのです。
 
 ずいぶん昔からある「母の日」ですから、天皇関係の母様の誕生日か、
 歴史上の有名な慈愛に満ちた母様のことかと、自分は勝手に
 思い込んでいました。
 というのも「勤労感謝の日」が新嘗祭であったり「建国記念日」が
 紀元節であったりと、古来の祭りを現代の祝祭日に当てはめている
 例が多いのですから。
 ところがなんと「母の日」はアメリカの祭日に倣ったものだという
 ことがわかりました。驚きです。
 
 南北戦争で戦場で負傷した兵士たちを敵見方なく手当した慈愛の
 女性を追悼するため、ある教会で集会が開かれました。
 その時にその女性の娘が、出席者に白いカーネーションを配りました。
 これが「母の日」とカーネーションの由来なのだそうです。
 
 

 「母の日」は明治時代末に日本に伝わったそうですが、祝日に
 制定されたのは第二次世界大戦が終わった直後ことです。
 アメリカからのプッシュがあったのかもしれませんね。
 ただ、日本では白い花や菊は縁起が悪いということで、紅い
 カーネーションにしたということです。
 自分は個人的に白い花が好きなので、この日本的習慣は困りもの
 ですが。
 それにしても、ハロウィンやバレンタインなど外国の習慣を
 国民の行事として取り込んでいる例は、他にもずいぶん
 ありそうですね。
 
 いつもなんでもなく来ては過ぎていく祝祭日ですが、これからは
 関心をもってせいぜいネットを開くぐらいのことはしてみようと
 思いました。
 そういえば、我々のころ楽しみだった「十五夜」とか「七夕」など
 今は家庭ではやらなくなりました。
 少し寂しいですね。

 コロナが終わりそうなので、大沼にも観光客が戻りつつあるようです。
 久しぶりに名物だんごでも買いに行こうかな。


 

 
 
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

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