森人 もりと

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廃駅、廃線、大丈夫

2023-06-12 | 日記


 最寄りの駅、といっても徒歩で40分はかかった「銚子口駅」が
 なくなって何年もたちます。
 駅のホームも無くなり、当時の名残を感じるものは何もありません。
 ただ、単線が二股に分かれているので、ここになにかがあった
 ことだけはわかります。
 ただし、廃線ではなく廃駅なので、まだ日に何本かの列車は走って
 います。
 その証拠に線路の表面が光っています。
 当然、線路の保守や雑草取りはおこなわれているので、それほど
 寂れた風景ではありません。

 しかし、数年後にはいよいよ廃線になることが決定しているので、
 そうしたら草ぼうぼうになって、線路も埋まって見えなくなって
 しまうのでしょうね。
 よくある廃線風景のように。

 現在の全国の駅数は、9千駅を超えるそうです。
 しかしその数は年々減少していて、去年1年間だけでも廃駅は59駅
 もあり、そのうちの30駅が北海道だそうです。
 北海道は多くの炭鉱に係わる人々の移動と、採掘された石炭運搬
 のために、道内に網の目のように線路が敷かれていたから、炭鉱が
 無くなった今は廃線もしかたがないのでしょう。
 しかし、日本が欧米と肩を並べるだけに成長できたのも、この線路
 と炭鉱従事者のご苦労があったからこそと言っても過言ではありません。
 ありがたいことです。


 
 廃駅や廃線の最大の原因は地域の人口減少です。
 国が発表した人口推計が話題になっています。
 2070年に8700万人になるとのことですが、これは出生率が
 1.36(現在1.26)まで上がって、毎年外国人が17万人
 定住してくれることが前提になっています。
 どう考えても、かなり甘い数字としか思えません。
 希望を含めているのでしょう、
 
 一方、北海道は10年連続で人口減少数が日本一になっていました。
 2045年には400万人になるそうですが、これも大甘な数字
 なのでしょう。

 しかし人口減少はデメリットばかりではありません。
 メリットの部分も書かれています。
 空気が良くなる、土地が安くなる、食料自給率が上がる、エネルギー
 の輸入が減少する、労働力が減ったぶんロボットが働いてくれる、
 などです。
 どうやら心配は無用のようです、
 ただそれを確かめることはできませんが。

 相変わらずハッキリしないお天気が続いています。
 こうも長いと気持ちが塞いできます。
 野花を観て元気をもらいましょう。


 

 

 
 
 
 
 
 
 
 

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