森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

海岸へ

2016-06-10 | 日記
 

 海岸に少しいるだけで、心身ともにリフレッシュできます。
 湖と違って水平線の向こうに何もないから、見通しがきいて開放された気分になります。
 また潮の香りが、体全体に程良い刺激を与えてくれるようです。

 六月になっても、まだ少し雪の残っている山々の間を縫うように抜けると、穏やかな海岸
に出ます。





 ここは南北海道では珍しい、白っぽい砂浜です。



 潮風をめいっぱい取り込みながら、波打ち際をゆっくり歩き、見つけた流木に腰かけて、
読みかけの文庫本を開きます。
 
 人影はなく、あるのはカモメの声と小さな波音だけです。
 急に体が冷えてきて、気が付くと小一時間もたっていました。

 ポットのお茶を一杯飲んで、さあ森へ帰ろう。


                                   動(yurugi)