昔に出会う旅

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北海道旅行No.37 旨かった礼文島土産「ぬかほっけ」

2010年10月17日 | 北海道の旅
7/17 北海道旅行4日目 礼文島の観光を終えて香深港へ着きました。


香深港のフェリー乗場の建物を出て左手の風景です。

向こうの道の右手にあるのがレンタカー会社で、港付近の様子が分からず不安でしたが、数十メートルの至近距離でした。

ここは地元の会社のようで、対応もよく、車でまわる観光スポットの情報も教えて頂き、とても満足でした。



香深港のフェリー乗場の建物を出て正面に数軒のお土産物店が並んでいます。

少し、待ち時間があったのでのぞいてみました。



ある土産物店の入口付近に「礼文名物ヌカホッケ」と案内された𩸽[ほっけ]の加工品がありました。

手書きの案内文には「ヌカホッケ」「ヌカほっけ」「ぬかほっけ」と、まったくこだわりのない表現です。

初めて見たもので、他のお土産には目もくれず、貼紙の説明を読んでみました。



「ぬかほっけ」が段ボールケースにバラで詰められ、隣に販売用の小袋詰めがあります。

販売用の小袋には「ぬかほっけ」の商品名があり、これが正式な商品名だろうとブログ記事のタイトルにしました。

見た目の悪さにも好奇心がくすぐられ、酒の肴にと購入させて頂きました。



糠[ぬか]に覆われた「ぬかほっけ」です。

小ぶりなホッケの加工品で、頭と腹を取り、丸のまま糠漬け、燻製されたようです。

数年前に福井県若狭地方の土産で買った「鯖のへしこ」を思い浮かべ、とても塩からいものと思いこんでいました。

しかし、この「ぬかほっけ」、貼紙の適当な品名の表現とは大違い、味はしっかりと特徴がある旨いものでした。



家で食べる時、お店で撮ってきたこの貼紙の写真を見て調理しました。

3~4cmの長さでぶつ切りし、皮を剥ぎ、身をほぐしてマヨネーズで食べました。

塩分控えめで燻製され、加熱しないでもホッケのうま味と、燻製の香りでおいしく頂けます。

ビーフジャーキーならぬ「ホッケジャーキー」といったところでしょうか。

■「ぬかほっけ」の貼紙の説明文です。
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食べ方
○ひれの部分を削いで、糠のついた皮を剥いて唐からしとマヨネーズでビールのおつまみには絶品です
○軟らかいものは、スライス玉ねぎ・お酢で一品料理(マリネ風)
○軽く炙ると、糠の風味が食欲を誘います
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12:10頃、フェリーが入港してきました。

利尻島から礼文島まで乗って来たピンク色の「サイプリア宗谷」です。

「サイプリア宗谷」は色で分かり、礼文島南部の桃岩コースからも航行する姿が見え、なじみの船に思えてきました。



乗船した「サイプリア宗谷」は、この香深港を予定通り12:35出航です。

長年の夢だった礼文島観光は、とうとう終わってしまいました。

天気にも恵まれ、桃岩展望台付近の天国のような景色は、一生忘れられない思い出でになりました。


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