昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

長門市日置の「千畳敷」

2007年08月26日 | 山陽地方の旅
「千畳敷」と呼ばれる広い平坦な地形が、海岸近くの山の上にあると聞き行ってきました。
山の上には芝生の広場、広い駐車場などがあり、風力発電のとても大きな風車が回っていました。

千畳敷のある長門市日置は、平成17年3月の合併までは日置町だったようで、「日置」は、「へき」と呼ぶようです。
歴史的には呼び方の「へき」が先にあり、漢字を当てたものと考えられますが、かなり大胆な当て字のように思えます。



「千畳敷」周辺の地図です。
等高線で山上が広く平らになっていることが分ります。
駐車場は、一か所表示していますが、「千畳敷」の文字の辺りにもあります。
「千畳敷」は、西の油谷島までの半島、「向津具半島」の付け根に位置しますが、半島の名称「向津具」は、「むかつく」と呼ぶようです。
この風光明媚な半島の呼び方が「むかつく」とは意外な呼び名です。
「向津具(むかつく)」の語源はわかりませんが、実に印象に残る名称です。



千畳敷に上る道の途中にあった大きな風力発電機です。
上の地図に表示しているものです。


千畳敷の駐車場の風景で、西に向いて撮った景色です。
風力発電機が2基見えますが、ここはかなり風の強さで、風力発電の立地としては納得できます。


千畳敷の展望台近くにあった案内板です。
元「日置町」の観光案内板だったようです。


売店・レストランの上が展望台になっていました。
こんな静かな山の上にもかかわらず、意外にお客さんがいました。


屋上の展望台です。
周辺の景色がよく見え、以下の写真はここから撮った周囲の景色です。


展望台から南を撮った景色です。
千畳敷は、東西に長く広がっていますが、南北の広がりもかなりなものです。

「千畳敷」は、頂上が標高333m、広さが約26,400平方m(7,985坪)の草原です。
1坪=2畳とすると「千畳敷」は、約1万6千畳にもなり、かなり控えめな名称です。
「日置(へき)」、「向津具(むかつく)半島」と合せて地名の面白さを感じました。



展望台から東を撮った景色です。
天気もよく、海と半島がたいへん素晴らしい色でした。
向って左上の手前に見える半島は「今岬」、その向こうには仙崎の北の「青海島」が見えています。
今回の旅行では、ここから西南の下関までの範囲でしたので、次の機会に訪問したいスポットです。
展望台の上は特に風が強く、歩いていてもよろめくようでした。


展望台から北西を撮った景色です。
水平線をよく見ると左右が中央より下がった感じで、丸い地球を感じます。
北の斜面の下から強い風が吹き上がって来ているようです。


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