行場から厳しい上り坂を過ぎ、やっと「刀掛の松」が見えてきた場面です。
「刀掛の松」の広場に「祖谷川・貞光川・穴吹川源流地案内図」がありました。
すぐ隣に天然記念物の高山植物「キレンゲショウマ」の案内板もありました。
「これより200m先(行場付近一帯)は「キレンゲショウマ」が群生しています。」と書かれてあります。
地図で見ると、「祖谷川」「貞光川」「穴吹川」は、剣山系に源流地があり、全て「吉野川」へ合流する川です。
「刀掛の松」付近から東の方向に見えた「穴吹川」です。
「穴吹川」の流れは、東に向かい、蛇行して北の吉野川に合流します。
クサリ場から急な坂道を下った「両剣神社」のすぐ手前の様子です。
向って右手前に向けて「一の森」に行く道が別れ、同じ方向に「穴吹川」の案内板もあります。
このすぐ先に「穴吹川」の源流地があるようです。
「祖谷川・貞光川・穴吹川源流地案内図」によると「祖谷川」の源流地は、西島神社のすぐ北に下った場所のようです。
写真の向かって右上に見える道は国道438号で、香川県坂出市につながっています。(この道を走って来ました)
リフトの下に見える山裾の道は、国道439号で、西に延びています。
国道439号は徳島市から剣山の麓「見の越」を経由して四万十市まで続く長い国道で、「与作[ヨサク]」の愛称で親しまれています。
徳島市から剣山の登山口「見の越」までは国道438号と439号は共通の道になっているようです。
「祖谷川」は、しばらく国道439号と、並行し、西祖谷辺りでは県道32号線と並行して流れていきます。
剣山登山リフトと、登山道が交差した地点です。
年配夫婦がベンチで休憩しています。
奥さんは、かなりの疲労状態です。
向って右手の山沿いから下る道があり、左手前に道が別れていました。
上段の写真のすぐ横にあった案内標識です。
「祖谷川」とあり、西島神社下の源流地に向う道のようです。
剣山から北を見ると「丸笹山」が見えます。
案内図によると、「貞光川」の源流は、この「丸笹山」の西側(向って左の裏側)にあるようです。
剣山系の川が注ぎ込む「吉野川」は、愛媛・高知両県にまたぐ石鎚山系を源流地とし、徳島県を東に流れて行く大きな川です。
「剣山」に登り、「石鎚山」「剣山」などの大いなる山々に降った雪や、雨が、一年中大量の水が流れる吉野川を育んでいることが、少し実感出来たような気がしました。