浜比嘉島には浜、比嘉の二つの集落があり、(集落の名を合わせたら島の名になりますよ)吉本家は、比嘉集落にあります。目印はアマミチューの墓の近くに「ハル商店」があり、その路地を入ると左にあります。
写真上段は、通りから吉本家に入る石垣に囲まれた路地です。
突き当たりに吉本家の案内板の説明を転記します。
吉本家の母屋は、明治末頃、チャーギ(イヌマキ)を使用して建てられた、貫木屋(ヌチギヤ)形式の本瓦葺き平屋です。
屋敷構えは、琉球石灰岩を用いたあいかた積みの石垣で囲い、門を入ると正面に石造りのヒンプンが築かれています。
主屋は敷地のほぼ中央に配しも北西側にはフール(豚小屋を兼ねた便所)、南側には自然の岩を利用した石庭があります。主屋の裏側には、アタイ(屋敷内にある野菜畑)があり、台所や裏座を増築していますが、全体的によく保存され、沖縄の地方に残る、伝統的な建築様式を色濃く残しています。
写真二段目は、敷地に入り建物の右側を撮ったものです。
小高い岩を利用したちょっと風流な庭が造られています。
庭に立て札があり、「来家記念 ハワードHベーカー駐日米国大使 2003年3月1日」と書かれ、記念植樹がありました。ちょっと驚きです。
写真三段目は、建物の左側を撮ったものです。
左にあるのはヒンプンで、建物の正面に目隠しと悪霊防ぎのために作られたものです。
沖縄独特の赤瓦の屋根がきれいで、後ろの岩山は、3月27日掲載の下段の写真の岩山の裏側になります。
写真四段目は、案内板にあった建物の図です。