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武産通信

東山三十六峰 月を賞で 雪を楽しみ 花に酔う

歩いて旅する熊野古道・高野・吉野  春野草結著

2016年05月29日 | Weblog
 『歩いて旅する熊野古道・高野・吉野』  春野草結著  山と渓谷社刊

 世界遺産の参詣道を楽しむ、歩く人のためのウオーキングガイド。熊野古道中辺路、熊野古道伊勢路、高野山参詣道、大峯奥駈道の全行程歩行距離334.8㎞を訪ねる。コース毎の地図と歩行時間、豊富な写真とエリアガイド、そしてコラムなど読む人を魅了する。巻末の観光、交通、宿泊、施設情報はとても便利。熊野を訪ねるのに必携の一冊である。
 著者は歴史・神社仏閣・街道古道を得意とする。著書に『四国別格二十霊場ガイド』『東北三十六不動尊霊場ガイド』『京都洛西三十三ヵ所ガイド』他、がある。

 日本列島を俯瞰すれば、紀伊半島は、本州の中心あたりから南に大きく張り出した巨大な半島です。深い森が海へと突出した半島や岬は、古くから日本の自然崇拝的信仰の聖地となっているところが数多く、紀伊半島は広大なパワースポットと言ってもよいでしょう。

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香取神道流居合 草薙之剣 

2016年05月24日 | Weblog
 天真正伝香取神道流居合  表之居合六ヶ条

 草薙之剣

一、気合の充実と共に左手は鯉口を切りつつ右手に柄を握り静かに八寸程抜き、

二、右足半歩進め左膝と腰を立てて裂帛一声敵の脛に向いて横薙ぎに切り込む。但し止める位置は残らず過ぎずを旨とす。

三、左膝を右足踵に引着けつつ刀を左に巻き右足半歩進めつつ上段より切り下げる。

四、刀を右に巻き右足稍々開きつつ上段より切り下げる。

五、右片手に太刀を目の前横一文字に構左手四指でハバキの部より物打の部迄のシノギの部分を払らうが如く引き鳥居の構へとなる。次で

六、左手甲を額部に当て右手を正面に下げ刀を縦一文字にとる。

七、右手で刀を上段に突き上げ左手は柄に帰つて上段より切り下げて残心、但し刀は水平を限度とす。

八、血振りして納刀腰を落し両手を膝に帰して居合腰のまま正面を向き呼吸を整へて終る。

・血振  左手で柄頭を軽くにぎり右手で刀を手の内で左に小さく回転せしむ。

・納刀  血振の後右手を逆に持ち替へ左手を鯉口に返へし刀を左肩に刃を上に向けてのせ静かに前に引出し鯉口をミネに合せて静かに納刀し腰にもどす。

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合氣武術覚書  竹下勇

2016年05月18日 | Weblog
                                 竹下 勇/六教(六ヶ条)肘固め

 合氣武術覚書『乾・坤』   自昭和五年春、至昭和六年冬   竹下 勇

 合氣武術に於ては直下に鋭く引下し又は押下す動作多く其効力も実際多大なるものあるを見る。即ち力の入れ方もその方向により差異を生ずることあるを知るべし。
 地球の引力の働く方向にどんと打ち付けるか引下すかすれば其力は非常に強く作用するなり。之に反し持上げる方向に力を用ゆれば労多く効少し。
 外貌の強大なるに警怖の念を起すことなく必ず彼を壓倒して打勝つべしと自信し一心に精神を集中してかかれば案外容易に彼を倒すことを得べし。常に斯くの如き意氣を以て敵に對することを忘るべからず。

【年譜】
大正11年  聯合艦隊司令長官
大正12年  海軍大将
大正14年  軍事参議官
昭和15年  皇武会初代会長(現、合気会)
昭和21年  死去。享年76歳。

尚、東京原宿の竹下通りの名称は海軍大将・竹下勇の屋敷があったことに由来するという。

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香取神道流  五津の太刀

2016年05月10日 | Weblog
 天真正伝香取神道流 剣術 表之型四ヶ条

 一、五津(いつつ)の太刀

受   先にて左足より二歩進む   右足大きく退き陰の構   陰の構へのまま右足より二歩退く   居体のまま強く中段内受に打ち留める

互ひに中股

打      同時に右足より二歩退る   素振り二回して中段にて左足より二歩進む   咽突を見せ継足に進み面打


受           右足大きく進め面打         居体のまま左胴打        右足を退き中段外受けより陰に構へる   大霞をしめす

打   居体にて飛び退り右下段   右に大きく開き小霞に受ける   左足退き出小手を打ち更に左足進めて大霞            居体のまま左下段の構


受   右足進め面打                    上段内受し左足大きく退き上段構               継足に進み面打                   左足を退き乍ら手裏受

打      左足大きく左に開き上段外しにて空を打たせ右足進めて面打   居体にて大きく飛び退り、右スワリ下段の構   右に開きつつ鳥居に受け、立ち上りつつ左胴打   下より巻く如くして小手に摺り込むと見せて右足退き陰の構


受   受足退き外中段受して陰の構   右足大きく進めて左首打                     左足退き中段内受して終る

打                               左に大きく開き下より出小手を上げ右足進め折敷いて大袈裟打

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