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武産通信

東山三十六峰 月を賞で 雪を楽しみ 花に酔う

宮本武蔵 水之巻

2022年06月12日 | Weblog

 五輪書 水之巻                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

 水を本として心を水になる也、水は方円の器物に随ひ、一滴と也、滄海となる、水に碧潭の色あり (宮本武蔵「五輪書」水之巻)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

 水を手本とし、心を水のようにするのである。水というものは、固定することなく、四角な容器でも丸い容器でもそれに従って形を変え、あるいは一滴となり、あるいは大海ともなる。水には深い淵の青緑の色がある。

 

                      Your mind should be like water, itadopts the shape of its container,
                      and can be a modest trickle or as vast as the deep blue sea.
                                                                     Musashi Miyamoto                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            


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宮家の庭

2022年06月03日 | Weblog

                                  桂宮邸の庭園の遺構

 旧桂宮邸

 桂宮は、伏見宮、有栖川宮、閑院宮と並ぶ四親王家のひとつである。江戸時代後期、嘉永の大火の内裏炎上による孝明天皇の仮住まいや、孝明天皇の妹の和宮(15歳)が江戸に下向する前の仮住まいとなった桂宮邸跡は今出川御門の近くにある。その桂宮邸の庭園の遺構が整備され一般に公開された。

 孝明天皇や和宮も御座の御間から眺めたであろうその庭は、水を導き入れて流れるようにした遣水(やりみず)が曲水となってたおやかに流れ、庭石にはいろいろな岩が配されて、海辺の景色を表す小石を敷き詰めた州浜や、燈籠などがあり、小規模ながら気品ある趣きの宮家の庭である。  

 桂宮邸の御殿は、明治の中頃に二条城へ移築され、二条城本丸御殿として現存している。


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