名古屋市のほぼ中央に樹齢千年の巨木が生い繁る熱田の森がある。
熱田神宮は三種の神器の一つ、日本武尊(やまとたけるのみこと)の草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御神体として祀る。まず鳥居で一礼、手水舎で身を清め、熱田の主が宿るという注連縄が張られた大楠を拝む。そして拝殿へと進みお垣内の本殿をお参りした。
素盞鳴尊(すさのおのみこと)は、八俣の大蛇(やまたのおろち)退治の際に、八俣の大蛇の尾の中から草薙剣を発見し、天照大神に献上した。天照大神は、その草薙剣を天孫降臨の際に迩迩芸命(ににぎのみこと)に授ける。
第十二代景行天皇の時代、日本武尊は草薙剣を持って蝦夷征伐を行い活躍したあと、妃の宮簀媛命(みやすひめのみこと)のもとに預けた。日本武尊が三重の能褒野(のぼの)で亡くなると、宮簀媛命は熱田に社地を定めて、草薙剣を祀った。
熱田神宮所蔵の「熱田本 日本書紀」の巻第三には、熊野の地で東征がはかどらない神武天皇を心配された天照大神が、八咫烏(やたがらす)を遣わして道案内をさせたという記述があるという。
宝物館では新春特別展が催されていた。古墳時代の埴輪「 鶏 」(高さ54.0㌢)は、羽を納め、胸を堂々と張った姿の雄鶏を表現したものと思われる。埴輪全体、器台に至るまで線描を施し、鶏冠(とさか)と肉垂れは赤系の顔料で着色している。
熱田神宮所蔵の写本「古事記」、武甕槌神(たけみかづちのかみ)の「鹿島立神影図」、源氏ゆかりの「八幡大菩薩旗」、熱田神宮所蔵「鳥獣家文鏡」の展示品は見ごたえがあった。
熊野に一度、伊勢三度、近江の多賀には月参り
合気道開祖植芝盛平が生涯に六十余度訪れたというスサノオを祀る紀州の熊野本宮大社、そしてイザナギ・イザナミを祀る近江彦根の多賀大社と参拝してきた。
今年はアマテラスを祀る伊勢神宮と、開祖が祀られた合気神社の筆頭神のサルタヒコ、五十鈴川上流の猿田彦神社を参拝したい。
写真:熱田神宮本殿
熱田神宮は三種の神器の一つ、日本武尊(やまとたけるのみこと)の草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御神体として祀る。まず鳥居で一礼、手水舎で身を清め、熱田の主が宿るという注連縄が張られた大楠を拝む。そして拝殿へと進みお垣内の本殿をお参りした。
素盞鳴尊(すさのおのみこと)は、八俣の大蛇(やまたのおろち)退治の際に、八俣の大蛇の尾の中から草薙剣を発見し、天照大神に献上した。天照大神は、その草薙剣を天孫降臨の際に迩迩芸命(ににぎのみこと)に授ける。
第十二代景行天皇の時代、日本武尊は草薙剣を持って蝦夷征伐を行い活躍したあと、妃の宮簀媛命(みやすひめのみこと)のもとに預けた。日本武尊が三重の能褒野(のぼの)で亡くなると、宮簀媛命は熱田に社地を定めて、草薙剣を祀った。
熱田神宮所蔵の「熱田本 日本書紀」の巻第三には、熊野の地で東征がはかどらない神武天皇を心配された天照大神が、八咫烏(やたがらす)を遣わして道案内をさせたという記述があるという。
宝物館では新春特別展が催されていた。古墳時代の埴輪「 鶏 」(高さ54.0㌢)は、羽を納め、胸を堂々と張った姿の雄鶏を表現したものと思われる。埴輪全体、器台に至るまで線描を施し、鶏冠(とさか)と肉垂れは赤系の顔料で着色している。
熱田神宮所蔵の写本「古事記」、武甕槌神(たけみかづちのかみ)の「鹿島立神影図」、源氏ゆかりの「八幡大菩薩旗」、熱田神宮所蔵「鳥獣家文鏡」の展示品は見ごたえがあった。
熊野に一度、伊勢三度、近江の多賀には月参り
合気道開祖植芝盛平が生涯に六十余度訪れたというスサノオを祀る紀州の熊野本宮大社、そしてイザナギ・イザナミを祀る近江彦根の多賀大社と参拝してきた。
今年はアマテラスを祀る伊勢神宮と、開祖が祀られた合気神社の筆頭神のサルタヒコ、五十鈴川上流の猿田彦神社を参拝したい。
写真:熱田神宮本殿