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武産通信

東山三十六峰 月を賞で 雪を楽しみ 花に酔う

京都外大西 準優勝

2021年07月29日 | Weblog

 第103回 全国高等学校野球選手権 京都大会

 令和3年7月28日の試合

 京都外大西 4 ー 6 京都国際


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京都外大西 準決勝戦勝利

2021年07月26日 | Weblog

 第103回 全国高等学校野球選手権 京都大会

 令和3年7月26日の試合

 京都外大西 4 ー 1 乙訓


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京都外大西 第五戦勝利

2021年07月23日 | Weblog

 第103回 全国高等学校野球選手権 京都大会

 令和3年7月23日の試合

 京都外大西 2 ー 1 京都成章


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京都外大西 第四戦勝利

2021年07月20日 | Weblog

 第103回 全国高等学校野球選手権 京都大会

 令和3年7月20日の試合

 京都外大西 2 ー 0 立命館宇治


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京都外大西 第三戦勝利

2021年07月18日 | Weblog

 第103回 全国高等学校野球選手権 京都大会

 令和3年7月18日の試合

 京都外大西 4 ー 1 洛北


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京都外大西 第二戦勝利

2021年07月14日 | Weblog

 第103回 全国高等学校野球選手権 京都大会

 令和3年7月14日の試合

 京都外大西 10 ー 0 紫野


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京都外大西 初戦勝利

2021年07月11日 | Weblog

 第103回 全国高等学校野球選手権 京都大会

 令和3年7月11日の試合

 京都外大西 13 ー 0 向陽


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望月稔と合気道

2021年07月04日 | Weblog

 静岡市大工町の望月稔先生を訪ねる。
 開口一番「学生さん、合気道はあんなものではないのですよ」。合気道は、敵が素手で攻撃してきても、これを素手と思わないで、剣などの武器で攻撃してきたものとして、まず第一に最も合理的な体捌きを行い、力と力との衝突を避けつつ敵の弱点、急所に対して、わが方もまた剣で切り込んだり、切り払ったりする心で反撃、制圧するのです。そして、この後の先の反復練習より、合気先々の感を自得しなければなりません。要するに、感の働きなのです。この感が鋭敏になることが技術上合気の最高目標であり、この技術を乗り越えたところに、感の扉が開かれているのです。この感の働きこそが合気なのです。
 望月先生は嘉納治五郎師範の命により植芝道場に入門、塾頭を務めた。植芝盛平先生より大東流合気柔術奥伝の巻物を授与、最高段位の八段を允可される。養正館道場は安倍川の畔にあった。

 望月稔と合気道

 昭和六年秋、静岡市に道場養正館開館の式にあたり、植芝先生は竹下、三浦等海陸の将軍を始め、榎本、伊藤等、華族、財閥知名の門人と共に参加して大いに式を盛んにせられたり。翌一日、先生は名所日本平に遊ぶ。その案内に立ちたる者、剣道教士の小倉氏以下、柔道の有段者七、八人なり。帰来して小倉氏、感に堪えざる顔色にて言う。
 「君はいい先生を持ったなあ! 私は今日こそ真の人格者とは斯くの如きの人をいうかと、肝銘まさに深刻なるものがあったよ」
と言いて、次の如き経緯を語った。
 一行は当時の有段者揃いなり。まず車を草薙の駅に降り、大体の目当てにて日本平を目指して進む。ともに羽織を着、袴を付け、下駄履きなり。先生また然り。道の山に入るや、先生談笑しつつ歩速いよいよ加わり、一行なかば駆けつ走るもともに進み得る者一人もなし。はては一同下駄を脱ぎ、尻をからげて走る。遂には近道をと血気にまかせて道を脱し、蜜柑、菜畑、芋畑を飛び越え、踏み越え、一直線に馳せ登れば、附近の農夫打ち驚き、呼べど招けどこの荒無茶共の耳にも目にも入らばこそ。
 農夫連中たまりかね、鍬、鎌、天秤、ヒシャクと思い思いの武器を振って行くてをさえぎり、
 「通さじ」
と叫ぶ。こちらは、人に知られし一騎当千の者共なり。
 「百姓衆、傍に近づいて怪我などせまいぞ。そこのけ、そこのけ」
と、これを押し破って進まんとす。今やかりそめの小競り合いが、まさに大事に及ばんとする一刹那。天から降ったか、地から湧いたか、今まで姿も見えぬ先を登っていたはずの植芝先生が、忽然として彼我の間に現れた。
 「一同待て!」
と無茶者共に向って大喝一声するとともに、畑中にピタリと両手をつき、
 「如何にお百姓の方々に申す。これなる若者等はこれ皆、不肖植芝の弟子どもに御座ります。今日登山遊行に道をとり違え、畑中を荒らすさえ御無礼なるところ、あまつさえ言動不逞の段々、真に恐縮に堪えず、以後は堅く相戒めまして再び起すことなきを誓いまする。何卒、この爺にめんじてお赦しくだされ」
と羽二重五つ紋の衣服に仙台平の袴、下駄ぬぎ捨てて、白足袋のまま大地にピタリと坐す。
 先生の両手をついての挨拶に、荒無茶共も色を失って恐縮せしが、天秤、ヒシャクを振り上げた農夫の面々も手の下しようがなく、その中の年かさの一人が進み出で、
 「何処の御方は存ぜねど、まずまず御手をあげられよ。御一行の無謀もさりながら、当方においても一分の落度なきにはあらず。まずお立ちくだされ。相分かったれば、何卒何卒お通りくだされ」
と言う。
 先生なお丁寧に詫びを入れ、さて一同をかえり見て言う。
 「吾党武道家はよく聞きたまえ。今の世に武技を学び社会国家のため果たして幾ばくの益やある。諸君のこれに出精するは、恐らくただ自ら好むところに従って徒に闘争の本能を充足するにあらざるか。お百姓は然らず朝に霜を踏みて、夕べに月を背にして帰る。粗食にあまんじ美衣を飾らず、営々黙々として人の食のために精根をつくす。即ち、人類道義の立場より裁断せずといえども、その現代における価値の高下、勝劣は自ら分明なり。各々、深く反省して再び犯すなかれ」
と戒め、農夫に再拝し、一同を促して去る。農夫唖然、一行粛々たり。しかも植芝先生楽々として雲散霧消、再び談笑もとの如し。 (望月稔「入門合氣道護身術」)


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