奈良の春日大社に於ける、古事記朗誦家・大小田さくら子女史の大和言葉の発声法。
あめつちの はじめのとき~
たかあまはらに なりませる かみの みなは~
あめのみなかぬしのかみ~
つぎに たかみむすひのかみ~
つぎに かむむすひのかみ~
この みはしらのかみは みな、 ひとりがみ なりまして
みを かくし たまひき~
「あおうえい」発声法
からだの力を抜いて立つ。
天と地をつなぐ柱をたてるように、背骨を真直ぐにする。
胸のあたりに、水をたたえた水晶の丸い玉があるのを想像する。
その玉の中の水が、波立たず、澄み切った状態になった時に、始める。
顔に力を入れずに、あ、お、う、え、い、と順番に、自然な声を出す。
母音ひとつひとつに体と呼応する力があるので、それぞれの音を出す時に、その体の場所を意識して、力を受けとり、蓄え、それを表出する。
「あ」は、恥骨、仙骨あたりに、母なる大地の力を下から吸い上げる音。大地から、確かな先人の知恵、明るい力強い叡智を受けとる。体の前に大きな玉を抱えるように、その玉の周りを内から外へ音が滑っていくように丸く声を出す。また、口の中の玉が、内から外へ丸く転がるように声を出す。
「お」は、お臍から9センチ程下にある臍下丹田に力を蓄えるように声を出す。「おー」の発声は、自分自身の最も強い信念、志、魂の音である。丹田のあたりで、蓄えられてゆく力が、∞ 無限大を描くように声を出す。
「う」は、からだの中心、胃のあたりが内側に向かって小刻みに軽く振動するように声を出す。「う」の言霊は、受け取り受け入れる力、内なる力を養うものである。胃のあたりが柔らかいと、気持ちと体のバランスが整う。
「え」は、胸のあたりから、慈悲、優しい思いやりの気持ちが周りに表出するように声を出す。水が水平に静かにあふれ出し、すべてを包み込むように広がってゆくのを想像する。
「い」は、喉のあたりから真直ぐに、光の矢のように一直線に声を出す。「い」は、意志、意識、意見、そして命を表す。細くても構わないので、すーっとのびて遠い星まで届くように声を出す。
「ん」は、目に見えないものを感じる力を開く音。真直ぐに前を見て、右目は右側へ、左目は左側へ向けるようなつもりで、眉間に「ん」の音を響かせる。そして、その音が頭蓋骨に響きわたり、∞ 無限大を描いて右脳と左脳がつながるようなイメージで声を響かせる。次に、頭頂部から父なる天の力をうけとるように、「ん」を響かせる。
あめつちの はじめのとき~
たかあまはらに なりませる かみの みなは~
あめのみなかぬしのかみ~
つぎに たかみむすひのかみ~
つぎに かむむすひのかみ~
この みはしらのかみは みな、 ひとりがみ なりまして
みを かくし たまひき~
「あおうえい」発声法
からだの力を抜いて立つ。
天と地をつなぐ柱をたてるように、背骨を真直ぐにする。
胸のあたりに、水をたたえた水晶の丸い玉があるのを想像する。
その玉の中の水が、波立たず、澄み切った状態になった時に、始める。
顔に力を入れずに、あ、お、う、え、い、と順番に、自然な声を出す。
母音ひとつひとつに体と呼応する力があるので、それぞれの音を出す時に、その体の場所を意識して、力を受けとり、蓄え、それを表出する。
「あ」は、恥骨、仙骨あたりに、母なる大地の力を下から吸い上げる音。大地から、確かな先人の知恵、明るい力強い叡智を受けとる。体の前に大きな玉を抱えるように、その玉の周りを内から外へ音が滑っていくように丸く声を出す。また、口の中の玉が、内から外へ丸く転がるように声を出す。
「お」は、お臍から9センチ程下にある臍下丹田に力を蓄えるように声を出す。「おー」の発声は、自分自身の最も強い信念、志、魂の音である。丹田のあたりで、蓄えられてゆく力が、∞ 無限大を描くように声を出す。
「う」は、からだの中心、胃のあたりが内側に向かって小刻みに軽く振動するように声を出す。「う」の言霊は、受け取り受け入れる力、内なる力を養うものである。胃のあたりが柔らかいと、気持ちと体のバランスが整う。
「え」は、胸のあたりから、慈悲、優しい思いやりの気持ちが周りに表出するように声を出す。水が水平に静かにあふれ出し、すべてを包み込むように広がってゆくのを想像する。
「い」は、喉のあたりから真直ぐに、光の矢のように一直線に声を出す。「い」は、意志、意識、意見、そして命を表す。細くても構わないので、すーっとのびて遠い星まで届くように声を出す。
「ん」は、目に見えないものを感じる力を開く音。真直ぐに前を見て、右目は右側へ、左目は左側へ向けるようなつもりで、眉間に「ん」の音を響かせる。そして、その音が頭蓋骨に響きわたり、∞ 無限大を描いて右脳と左脳がつながるようなイメージで声を響かせる。次に、頭頂部から父なる天の力をうけとるように、「ん」を響かせる。