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武産通信

東山三十六峰 月を賞で 雪を楽しみ 花に酔う

合気剣考  踵

2016年04月24日 | Weblog
 合気剣  踵(きびす、かかと)

 井上方軒(与一郎)先生口述  『合気道史跡行脚』樋口隆成編

 呼吸をはかっている、気の流れの実体、相手が来た瞬間に投げる。流れていない時は足が止まっている。……(爪先をやや浮かし)ツツツツツと動くんじゃ。腰を動かせ! 気は腰からじゃ。
 武田惣角先生と共に稽古をした。この人の剣は受け身だ。相手を殺す。入身の実在は相手を活かすにあるので、入身に入ってこそ人を断ち切ることが出来るのじゃ。決して受け身はない。すへてが入身じゃよ。……入身! 入身! 入身! 


 宮本武蔵 『五輪書』 

 刀のとりやうは、大指、ひとさし(指)をうくるこころにもち、たけ高指しめずゆるまず、くすしゆび、小指をしむる心にして持也。手のうちにはくつろぎの有事悪し。太刀をもつと云て、持たるばかりにては悪し。敵をきるものなりとおもひて、太刀を取べし。敵を切ときも、手の内にかはりなく、手のすくまざる様に持べし。若、敵の太刀を、はる事、うくる事、あたる事、おさゆる事ありとも、大指、人さしゆびばかりを、すこしかゆる心にして、兎にも角にも切とおもひて、太刀を取べし。ためし物など切ときの手のうちも、兵法にしてきる時の手のうちも、人をきるといふ手のうちにかはる事なし。
 足のはこび様の事、つまさきをすこしうけて、くびす(踵)をつよく踏べし。足つかひは、ことによりて、大小遅速は有とも、常にあゆむがごとし。足に、飛足、浮足、ふみすゆる足とて、是三つ、嫌ふ足也。


 山田浅右衛門 家伝『試し斬り秘伝書』

 刀は両手共にしかと握り、中でも小指、薬指を強く、緩やかに肘を張り、息を胸に籠める。太刀先風に乗る如く柔らかに、手の内左強く、右やや弱く打ち込む。
 両足左右の広がり一尺五寸。踵を上げ、爪先強く踏むべし。

 四世、浅右衛門吉寛の辞世の句

               こおろぎや地獄をめぐる油皿   (「こおろぎ」は虫偏に車の漢字)

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△〇口の庭

2016年04月19日 | Weblog
                                       △〇口の庭

 京の散歩道。目の前に白い玉砂利の坪庭。玉砂利が一面に敷き詰められていて、奥の竹垣の前に苔むす石燈籠(△)がある。手前には信楽焼の蹲(〇)。そして庭の形が四角(口)である。火が△、水が〇、地が口を表す。火は太陽のこと。これがないと人間は生きていけない。人間は大宇宙に生かされている。三角の尖端は天とむすばれる。だから△は庭の外で完成するのである。この小さな坪庭が宇宙と繋がっていることを示しているようだ。

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熊本城 崩落

2016年04月15日 | Weblog
 熊本城が崩落

 4月14日午後9時26分、熊本県で震度7を記録した。熊本市の熊本城は、正門や天守閣の入り口周辺など少なくとも6ヶ所の石垣が崩落。国の重要文化財の長塀が約100メートルにわたって崩れ、天守閣の屋根瓦が最上部をはじめ複数の層で四方にわたって崩れているという。

 尚、武産会熊本支部の廣田将之支部長から全員無事との連絡がありました。

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旧武徳殿の桜

2016年04月03日 | Weblog
                                       旧武徳殿の桜

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春の京都御所一般公開

2016年04月01日 | Weblog
 春の京都御所一般公開

【期間】 4月6日(水)~4月10日(日)

【入場】 午前9時~午後3時30分  入場無料

【催し物】 4月9日(土) 雅楽(平安雅楽会) 10:00,11:00, 春興殿前広場
      4月10日(日) 蹴鞠(蹴鞠保存会) 10:00,11:00, 春興殿前広場  

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