武産通信

東山三十六峰 月を賞で 雪を楽しみ 花に酔う

碧巌録(2)

2008年08月23日 | Weblog
安谷白雲老師が塩田剛三師範に贈られた漢詩を紹介します。

呈 塩田剛三先生
合気同心只養神  風雲水月互相親  忘他捨自知機変  妙手如龍独脱人

(訳) 合気同心、只神を養う。 風雲水月互いに相親しく。 他を忘れ自ら捨てて、機変を知る。 妙手龍の如し独脱の人。

塩田剛三  しおだ ごうぞう
1915〜1994。高名な小児科医の家に生まれる。拓殖大学入学前の1932年5月、皇武館道場に入門。大学在学中に内弟子となり、東京、大阪における植芝の指導助手を務める。1941年、日本を離れるまで植芝のもとで指導を受ける。戦中は中国において文官として中国、台湾、ボルネオ、セレベス(インドネシア)で勤務。
戦後、岩間で短期間ながら植芝から教授を受ける。1952年、日本鋼管や数ヵ所の警察で指導を行なう。1955年、財界人たちの支援により、養神館合気道道場を筑土八幡(東京)に創建。1990年、養神館スタイルを世界に広めるため、国際養神会合気道連盟を設立する。多数の合気道技術書を著す。ほかに自伝・『合気道人生』(1985年刊)がある。合気道9段。養神館合気道創始者。(合気ニュース「武道人名辞典」)

写真:合気道養神館々長 塩田剛三師範
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