元興寺からの帰り、久しぶりに春日大社神苑の萬葉植物園に立ち寄りました。
この植物園は、昭和7年に萬葉集にゆかりの深い春日野の地に、約300種の萬葉植物を植栽する、 我国で最も古い萬葉植物園として開園されました。特に藤は種類が多く、珍しい藤の花を見ることができ、5月の藤の季節は多くの入園者で賑わいます。(2013年に藤の撮影に来ています)
今の季節は多くの観光客や修学旅行で賑わう奈良公園一帯で、この植物園内は外の喧騒が嘘のような静かな佇まいです。団体の観光客がほとんど入園することがないからでしょうね。
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春日大社の参道横に柵垣が続いています。この柵内が萬葉植物園です。
車を春日大社の駐車場に入れ反対側の入口まで歩きます。(藤の季節には駐車場から入園できる臨時の出入口が設けられます)

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何と言っても萬葉植物の代表的な物といえば「ムラサキ」、咲き始めたばかりでした。白い本当に小さな花です。
白い花なのにムラサキ?
古くから染料として用いられ、この花の根「紫根」を使い染められた色を「紫色」という色の名前として呼ぶようになったそうす。
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この植物園では萬葉の時代の植物達が、当時の名前と現在の名前が併記されていて、細かく説明されているのも興味深いです。

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ウワミズザクラの実

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手持ちながらそこそこピンが来てますね。

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百合のように見えますが「インドハマユウ」というヒガンバナ科の花です。

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池の前に立っただけで一斉に寄ってきます

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池の中央の御神域(中ノ島)に横たわる「臥龍のイチイガシ」
かつて大風により主幹が倒れたが、その後起き上がるようにしてこの形なった。

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池の淵に咲く半夏生が見頃でした。

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咲き始めの萩

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桔梗
萬葉の時代にはアサガオと呼ばれていたらしい。

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撮影日 6月24日
機 材 カメラ
Nikon D4S
Nikon D810
レンズ
AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED