高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

職人仲間 2

2006年07月10日 22時12分00秒 | 職人仲間

20060710111450 ちょっと目じりの下がった、山形県「しな織り」の石田さん。しな織りと言ってもほとんど知らない人ばかりだと思いますが、私も彼に出会うまで知りませんでした。シナノキの内皮を裂き、紡いで織り込んだ物、日本の衣料の原点になる織物だそうだ。手間隙が掛かりすぎてしまうため絶滅寸前のこの工芸品をよみがえらせたのは彼だ。目じりは下がっているが、心は熱い。とっても熱い。飲み仲間みんなそうだが、自分の作品を語らせたら1日中でも話す、自分の仕事に誇りを持って作っているのだ。こんな気の会う職人仲間で、いつか海外ででもグループ展ができると楽しいな。

20060710191642 満面の笑みを浮かべて喜ぶ彼女。おかげさまで日本橋三越の職人展もたくさんの方々にお出で頂き、無事終わることができました。彼女には特別ボーナスで隣に出展していた、岡山県の麦わら帽子をプレゼントした。やはり、女の人だ。なんどもなんども鏡を見てあれにしようか?これにしようか?迷うというより、楽しんでいるのだな。頭の中はこの帽子をかぶってどこに行こうか、次から次へと浮かんでくるそうだ。   でも、1週間ほんとうにご苦労様。

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