高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

金鋼砂

2015年01月11日 07時16分39秒 | 職人仲間
今日は真面目な投稿です。
今回の宇都宮では、見苦しい細野君の写真が続いてしまったので、今日は、びしっと座り姿も決まっている、東京亀戸の包丁や「吉寛」さん、
毎日、お客から持ち込まれた包丁を研ぎ直ししています。


機械を使わず、すべて手で研ぎ上げています。
研いで居る時の姿が、実にカッコイイのです。
江戸っ子何でしょう、キレの良い話口が実に気持ちのよい吉寛さん、眼の奥には、鋭い眼光がひかっているのですが、一度、ニコッと笑うと、なんとも言えない人懐っこさが広がる人です。



包丁の刃先では無く、包丁の側面を何やら変わった物で磨いているではないか!
気になって、如何しているのか見ていると・・・・・
包丁の持ち手の木の部分に、金剛砂をつけて、側面を研いでいるではないか!
「へ~~~~、」
「包丁の側面は、砥石をかけては良くないのよ。この金剛砂を付けて研ぐのよ!」と、江戸弁で教えてくれました。

また、一つ勉強になりました。m(_ _)m
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