先日、京都から取引先の社長と、息子さんが遣ってきた。「ぼちぼち、代替わりするので、息子をあちこち連れて回ってるのですわ・・・」と、
「大変、誠実な良い跡取りが育っている物ですな。」
工房を見てもらいお話を聞いていると、先方もホームページを遣っているので、
「どんな物が売れますか?」と聞いてみると、
「うちは、まだ、たいしたこと無いのですが・・・、一番売れているのは、【南京玉すだれ】です」と云う。
「南京玉すだれ?」一瞬、目が点になった。
「玉すだれって、あの、宴会芸に遣ったりする玉すだれですか?」
「そうです。」
「あんな物と言っては失礼なのですが、あんな物がそんなに売れるのですか?」
「うちも、最初は売れるとは思っていなかったのですが、売れるんです。」
「へ~、面白いものですな」
私などが考えると、南京玉すだれの需要なんて、本当に微々たる物だと思うのだが、ネットで検索してみると、本当に限られた人たちが検索しているようだ。
「南京玉すだれ」を検索している人は、月間200人ほど、一日に10人も居ないではないか!
此処に、ヒントがあるような気がする。
先日も、メンバーの作品つくりの時に話したのだが、万人に受ける物を作っても、魅力が無い。かえって、こんな物は普通の人は使わないでしょう、しかし、「これで無いと駄目なんだ!」と云う物を作った方が良い。小さな小さな隙間を狙っていった方が面白い。
作品を作る時も、販路を開拓する時も、小さな隙間を見つけて、その分、明確な特徴を持たせて・・・・・・・・・
考えさせられる出来事でした。
私のブログ仲間で三重の女性の方ですがこの南京玉すだれを趣味でやる方がいて時々海外へも行くらしいです。なんかあちこちのイベントにかり出されて引っ張りだこらしいです・・・
なるほど玉すだれや衣装はどこかで必ず買いますものね。玉すだれなんかはそんじょそこらに売っていないしこういうのはネットで検索してきますよね。
検索は情報(買いたい・知りたい他)を得るために行う。そこに競争相手がいなければ市場が小さくても商売として成り立つ。
→確かにこれ大事ですね。
お久しぶりです。お元気ですか?
私も、この話を聞いた時は、「ここにヒントがある!」と思いました。ただ今、いろんな商品開発をしていますが、万人受けをする商品では無くて、「あなただけに!」という商品を作っていこうと試行錯誤しています。
凝り過ぎて、「誰も要らない!」と言われるかも知れませんが・・・・・・・
その後、メールの返事が遅くなっておりすみません。ゴメン!
実は私、南京玉すだれできます!あまりうまくないですが。
玉すだれは東京の宗家から購入した物なので確かな物です。同じ物かわかりませんが、東急ハンズでも売っていたのを見たことあります。
宴会の盛り上げ役が必要であれば、いつでもお呼びください。
こんな近くにも、「南京玉すだれ」の愛好者が居たとは!思っているより、大きな市場なのかも知れませんな?
今度、宴会の時に是非見せてください!
訓練生の皆さんには、ホンの小さな隙間で良いですので、見つけてください!その分野で一人だけは、遣っていけます。そして、小さな隙間はたくさんありますよ!