高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

まきびし?

2010年11月20日 05時28分50秒 | 竹細工作業工程

昨日から、大きな花篭を作り出した。
お客様からのオーダーは、「迫力のある大きな籠」とだけ、デザインはお任せすると言うことです。
まぁ、楽しんで作らさせて頂きます。

いつも、長い材料を取るときは、屋外での作業になる。竹磨き、荒割り、荒剥ぎ、までは屋外で、
1118_007a 寒くなりましたが、まだ昼の日の当たるうちは屋外が気持ちが良い。こんな環境で作業が出来ることを幸せだと思う。

竹割りをしていると、撒菱(まきびし)が出来る。まきびしとは、忍者が用いる道具のひとつ。逃げる途中にばら撒くことで追手に怪我を負わせる物だ。

1118_012a 竹を割るときに、竹には節があるので、節の部分だけ包丁で削り取っていく。また、この節が硬いのだ。削り取った屑が、三角形になってまきびしの様な感じになっている。私は、裸足でうろうろする事が多いので、このまきびしを踏んづけると痛いのだ。
足の裏に食い込んで来る。

手にも、竹の粋針が刺さり、傷だらけになるが、ヒゴ取りをしている時が、精神的には、一番落ち着いているのかな?

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2 コメント

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いつもブログを拝見させていただいています。 (K)
2010-11-20 12:51:57
いつもブログを拝見させていただいています。
私も広島出身ですが漢字の表記は初めて見たので「粋針」が何かすぐにわかりませんでした。
「すいばり」は広島や山口、北九州だけの方言みたいですよ(^_^;
Kさん (ティディベアー)
2010-11-21 06:10:39
Kさん
ご指摘ありがとうございます。
ホント、全然知らずに使っていました。「すいばり」と言う言葉に興味を持って、グーグルで検索してみたら、「すいばりホームページ」なんてのまであって、実に面白い言葉ですね。
私は30年ほど前、広島県竹原市で7年ほど、竹細工を教えていた時期がありました。その時、生徒から知らず知らずの内に、すり込まれてしまったのでしょう。

それと、「粋針」は私の感覚的な造語です。「錐のように尖った棘が針の様に刺さる」と云うようなイメージでこの漢字を使いました。
いいかげんで申し訳ありません。

9月にも、ブログで「すいばり」という言葉を使っていたのですが、この時はひらがなでした。

本当に、有益なご指摘ありがとうございました。
また、書き込みしてください。

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