高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

夜警

2014年12月30日 09時43分13秒 | 安心院
昨年は、年末から日本橋三越の催事に出張していたため、年末の消防団の夜警に出席することが出来ませんでした。
消防団の夜警とは、地域の消防機構に集まり、消防団の偉いさんの巡視を受ける儀式である。

巡視が終わると、担当地域の中を消防車に乗って、見回りにぐるぐる回る。

その後は、忘年会を兼ねた打ち上げになる。

昔は、田舎の若者に取って、消防団の集まりは、地域の絆を深めたり、お互いの助け合いの意味合いで、大きな存在であった。
若者たちにしてみても、家の中では、お爺さんや親父が居るため、肩身の狭い思いをしているが、この消防団の集まりで、飲む事が唯一の楽しみになっていたのだろう。
昔は、飲酒運転にも寛容で、消防の飲みごとには、みんなベロベロになるまで飲んで、車で帰って行ったものだ。

しかし、時代は代わり、他にも沢山の楽しみ方が出来たり、飲酒運転が厳しくなった今では、お酒を飲むことも無くなりました。



25年ほど前に、同じ村の青年から(当時)
「高江さん、名前だけで良いから消防団に入ってくれん?」
「年に、1~2回の訓練に参加するだけで良いから・・・・・いつ辞めても良いから・・・・」
と、甘い言葉に騙されて・・・・・・(>_<)

あれから、もう還暦に為ろうか?という歳になっても、未だに退団することが出来ない!
まるで、一度入ったら二度と出ることが出来ない「虎の穴」の様な存在である。

消防団の存続も、人口が減ってきている山間部や僻地では風前の灯火である。
10年以上前から、「このままでは存続できない」と、声を上げているのだが、一向に取り上げてもらえない。。・゜゜・(>_
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