高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

風車

2008年06月27日 06時44分04秒 | 家族

次男シンラが通っている学校の文化祭で、彼のクラスのテーマを「竹」にした出し物、飾りつけをしたいと担任の先生から相談を受けた。30人の生徒が参加する事が出来、少ない時間と予算の中で何が出来るのか?思案中である。私が陣頭指揮を取り、生徒に作らせるのであれば、ある程度範囲は広がるのであるが、それでは、誰の文化祭なのか?判らなくなってしまう。あくまでも、生徒が主体で、私はフォローするという立場を考えなくてはならない。本日、第一回目の授業をするのであるが、今回は、「竹」の事に少しでも感心を持って貰う様、竹の性質や暮らしの中の竹などの話を交えて、簡単な作品作りをすることにした。

627_004 あれこれ考えたのだが、一つ閃いたのが、「風車」‥‥「これだ!」これなら、刃物はほとんど扱わないので怪我はしない。誰にでも出来るし、出来上がった物は動きもあるし、奇麗である。一人の生徒が10個づつ作れば全部で300個出来る。300個の風車が一斉にクルクル回ったらさぞかし壮観ではないだろうか?

今回、一番頭に置いている事は、「相手は中学生であって、職人ではない!」これを忘れてしまうと、怪我をさせる事になる。機械工具はなるべく使わなくて済むように!その中から、考えたのが、青竹を使った竹垣、それに「竹の灯」「簡単な花篭」「風車」である。もし、時間的余裕があれば、紙の荷造り紐を竹変わりにして、篭などを作らさせてあげようと思っている。教える時間は、6月に1回、7月にもう一回時間が取れるか?8月は夏休みなので無し、9月の本番までに2回か?3回。

明日は、ブログの読者にも「風車」が作れるよう解説を載せて見ようと思う。

竹工房オンセ

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