大型台風18号が通り過ぎた月曜日
前日からオジサンが一泊二日の出張で留守なので
思い切って一人プチ旅へ出掛けました
「私一人遊びで申し訳ないなぁ~」と月曜の出勤風景を横目で見ながら
足取りはルンルン・ワクワク気分で熊本駅みどりの窓口へ
今日の目的地「人吉」へ向け往復乗車券と帰路のSL人吉の指定券をget
8時32分発くまがわ1号

1号車の指定席は団体客で大賑わいでしたが自由席はわずか10名ほどの乗客
球磨川が良く見えるだろうと思われる席に座りました。
順調に進む列車が八代駅へ到着すると・・・
昨日の台風の風倒木が線路をふさぎ撤去中とのアナウンスで足止め
しかし、私はお気楽一人旅ですもの慌てることはありません(笑)
そのおかげで・・
里帰りのため日本に帰国したアメリカ西海岸在住の70歳の男性との出逢いもありました。
94歳の母親に会うため年一度の里帰りだそうで
毎回「JAPAN RAIR PASS」というものを利用されるらしいのですが・・・
これがなんと4万5千円ほどで北海道から九州までの鉄道など2週間乗り放題
海外の旅行者にとってはとても便利なモノらしいですネ~
外国に一度も行ったことのない私にとってはその方の話はとても楽しく貴重な時間でした。
(70歳で旅の恰好がTシャツ&短パンというのもさすがアメリカ在住でしょうか?)

球磨川を眺めながら・・・
「帰る度に中学の同級生に会うのが一番の楽しみ」
「僕も70歳になったからそろそ帰国し故郷に骨を埋めたい」など‥
色んな話をしている間にその方の故郷・一勝地駅へ到着
車内での色々な言葉を思い出しながら後姿を見送りましが
イキイキとして人生を謳歌されてる様子に見えても
最後は生まれ故郷が恋しく帰りたいと思うのでしょうか?
一人旅だからこその出逢いに自分のこれからの生き方などを
ほんの少しですが考えたりしました
結局45分遅れ10時45分に人吉駅へ到着し今回の目的の一つ
JR湯前線が第三セクター鉄道への転換された路線
くま川鉄道の観光列車「田園シンフォニー」に乗り換えです。
人吉駅隣にある人吉温泉駅から約1時間かけゆっくり走ります。
ホームの目の前には「大村横穴古墳」がありました。

ホームにはクラッシックが流れています
九州の観光列車と言えば・・水戸岡 鋭治デザイン
「田園シンフォニー」春・秋・冬の3両編成ですが今日は春(白)と冬(茶)の2両

11時11分発ですが発車前にはおもてなし隊の方などのサービスが・・・
台風の影響で40名の団体がキャンセルになったらしく
乗客8名に対して至れり尽くせりのサービス
おだてに乗せられ(笑)めったに写真を撮らない私も記念撮影
人吉温泉のおかみさん方などのお見送りで出発

往復の記念切符1500円は指定券+1日フリー乗車券です。
車両には車掌さんと別に乗務員がいて沿線の説明や車内販売などもされ
各駅で発車のベルの代わりに鐘が鳴らされます。
さて、気になる車内ですが・・・

人吉球磨産のヒノキをふんだんに使い明るい雰囲気です。
一両が40席ほどのゆったりした空間はとても落ち着き
今日は2両が8人の乗客で貸切状態なのですから・・・
観光列車に吊革?
実はこの列車、朝夕は通勤列車となり高校生が沢山利用しているそうですヨ~
車両が少ないので観光列車も使用しないとダイヤが回らないとか・・・
日本一豊かな通学車両、幸せな学生さん達ですネ~
何でも300人ほどの学生が乗るそうですから一度その様子を見てみたいものです。
窓際を向いたカウンター席・ソファーシート
そして前方には運転手気分になれる子供専用の席

ソファーの生地には人吉の花手箱柄である椿の柄など
細かい所までオシャレでセンスが光りますネ~
床やシートはもちろん窓枠も木の額縁で車窓の景色がまるで絵画の様です。
そんな窓から見える風景も心豊かに癒されます
球磨川(右)と川辺川左)の合流地点の鉄橋からの眺め

昨日の雨で少し濁っているというアナウンスでしたが十分美しい川です。
「田園シンフォニー」と言う名前の通り長閑な田園風景が続きます。
ゆっくりゆっくり走る速度にも癒されます。

そろそろ稲刈りも始まり黄金色の稲穂や懐かしい掛け干風景があちこちに・・・

おかどめ幸福駅ではお饅頭のお土産をいただきました。
「幸福」と名の付く駅は現在日本でここだけになったそうですヨ~

最後尾から眺める景色に旅をしている実感
チョッとモダンな「あさぎり駅」では8分の停車時間

初代の観光列車「KUMA2」とツーショットを見れたのはラッキー

次の停車駅・多良木には湯前線を走っていた列車の写真が数々あり
国鉄時代には湯前から門司まで直通列車があったことや
今のSL人吉もこの路線を走っていたことなど説明を受けました。
そして私が見たかったもの・・・
平成21年まで熊本~東京間を走っていた寝台特急「はやぶさ」が
「ブルートレインたらぎ」と名を替え寝台特急の雰囲気を味わう宿泊施設になっています。
残念ながら停車時間が足らず車窓からチラッと見ただけですが・・・
チェックイン前なら無料で見学もできるそうなのでいつの日かまた訪れたいものです。
長閑な列車の旅も12時18分湯前駅へ到着
折り返し普通列車となった「田園シンフォニー」で人吉へ戻りますしたが
昼間の電車はほとんど乗客もなく途中までは一両をひとりじめ
広いソファーシートにゆったりとした気分で車窓を眺めながら人吉へ
13時15分到着すると観光列車「いさぶろうしんぺい号」(右)と
「九州横断特急」のツーショットに遭遇
「田園シンフォニー」の秋(赤)も揃っている所を記念撮影

話しによると来年(?)夏のイメージの青い車両が増えるとか?
そうなると・・・また違う季節に来たいものですネ~
カラフルな車両が田園地帯を走る様子を見るのも良いかもしれません。
人吉球磨地方は霧で有名なところですが
朝霧の中を走る「田園シンフォニー」もきっと素敵なことでしょう。
オジサン連れて行ってくれるかしらネ~(笑)
さて、長々とお付き合いいただきましたが・・・
まだまだ今回の旅はここまでで半分ほど(笑)
次回の「SL人吉編」へ つ・づ・く
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前日からオジサンが一泊二日の出張で留守なので
思い切って一人プチ旅へ出掛けました

「私一人遊びで申し訳ないなぁ~」と月曜の出勤風景を横目で見ながら
足取りはルンルン・ワクワク気分で熊本駅みどりの窓口へ

今日の目的地「人吉」へ向け往復乗車券と帰路のSL人吉の指定券をget

8時32分発くまがわ1号


1号車の指定席は団体客で大賑わいでしたが自由席はわずか10名ほどの乗客
球磨川が良く見えるだろうと思われる席に座りました。
順調に進む列車が八代駅へ到着すると・・・
昨日の台風の風倒木が線路をふさぎ撤去中とのアナウンスで足止め

しかし、私はお気楽一人旅ですもの慌てることはありません(笑)
そのおかげで・・
里帰りのため日本に帰国したアメリカ西海岸在住の70歳の男性との出逢いもありました。
94歳の母親に会うため年一度の里帰りだそうで
毎回「JAPAN RAIR PASS」というものを利用されるらしいのですが・・・
これがなんと4万5千円ほどで北海道から九州までの鉄道など2週間乗り放題

海外の旅行者にとってはとても便利なモノらしいですネ~
外国に一度も行ったことのない私にとってはその方の話はとても楽しく貴重な時間でした。
(70歳で旅の恰好がTシャツ&短パンというのもさすがアメリカ在住でしょうか?)



球磨川を眺めながら・・・
「帰る度に中学の同級生に会うのが一番の楽しみ」
「僕も70歳になったからそろそ帰国し故郷に骨を埋めたい」など‥
色んな話をしている間にその方の故郷・一勝地駅へ到着
車内での色々な言葉を思い出しながら後姿を見送りましが
イキイキとして人生を謳歌されてる様子に見えても
最後は生まれ故郷が恋しく帰りたいと思うのでしょうか?
一人旅だからこその出逢いに自分のこれからの生き方などを
ほんの少しですが考えたりしました

結局45分遅れ10時45分に人吉駅へ到着し今回の目的の一つ
JR湯前線が第三セクター鉄道への転換された路線
くま川鉄道の観光列車「田園シンフォニー」に乗り換えです。
人吉駅隣にある人吉温泉駅から約1時間かけゆっくり走ります。
ホームの目の前には「大村横穴古墳」がありました。


ホームにはクラッシックが流れています

九州の観光列車と言えば・・水戸岡 鋭治デザイン
「田園シンフォニー」春・秋・冬の3両編成ですが今日は春(白)と冬(茶)の2両

11時11分発ですが発車前にはおもてなし隊の方などのサービスが・・・
台風の影響で40名の団体がキャンセルになったらしく
乗客8名に対して至れり尽くせりのサービス
おだてに乗せられ(笑)めったに写真を撮らない私も記念撮影



人吉温泉のおかみさん方などのお見送りで出発



往復の記念切符1500円は指定券+1日フリー乗車券です。
車両には車掌さんと別に乗務員がいて沿線の説明や車内販売などもされ
各駅で発車のベルの代わりに鐘が鳴らされます。
さて、気になる車内ですが・・・

人吉球磨産のヒノキをふんだんに使い明るい雰囲気です。
一両が40席ほどのゆったりした空間はとても落ち着き
今日は2両が8人の乗客で貸切状態なのですから・・・
観光列車に吊革?
実はこの列車、朝夕は通勤列車となり高校生が沢山利用しているそうですヨ~
車両が少ないので観光列車も使用しないとダイヤが回らないとか・・・
日本一豊かな通学車両、幸せな学生さん達ですネ~
何でも300人ほどの学生が乗るそうですから一度その様子を見てみたいものです。


窓際を向いたカウンター席・ソファーシート
そして前方には運転手気分になれる子供専用の席



ソファーの生地には人吉の花手箱柄である椿の柄など
細かい所までオシャレでセンスが光りますネ~
床やシートはもちろん窓枠も木の額縁で車窓の景色がまるで絵画の様です。
そんな窓から見える風景も心豊かに癒されます

球磨川(右)と川辺川左)の合流地点の鉄橋からの眺め

昨日の雨で少し濁っているというアナウンスでしたが十分美しい川です。
「田園シンフォニー」と言う名前の通り長閑な田園風景が続きます。
ゆっくりゆっくり走る速度にも癒されます。


そろそろ稲刈りも始まり黄金色の稲穂や懐かしい掛け干風景があちこちに・・・


おかどめ幸福駅ではお饅頭のお土産をいただきました。
「幸福」と名の付く駅は現在日本でここだけになったそうですヨ~

最後尾から眺める景色に旅をしている実感

チョッとモダンな「あさぎり駅」では8分の停車時間


初代の観光列車「KUMA2」とツーショットを見れたのはラッキー


次の停車駅・多良木には湯前線を走っていた列車の写真が数々あり
国鉄時代には湯前から門司まで直通列車があったことや
今のSL人吉もこの路線を走っていたことなど説明を受けました。
そして私が見たかったもの・・・

平成21年まで熊本~東京間を走っていた寝台特急「はやぶさ」が
「ブルートレインたらぎ」と名を替え寝台特急の雰囲気を味わう宿泊施設になっています。
残念ながら停車時間が足らず車窓からチラッと見ただけですが・・・
チェックイン前なら無料で見学もできるそうなのでいつの日かまた訪れたいものです。
長閑な列車の旅も12時18分湯前駅へ到着
折り返し普通列車となった「田園シンフォニー」で人吉へ戻りますしたが
昼間の電車はほとんど乗客もなく途中までは一両をひとりじめ

広いソファーシートにゆったりとした気分で車窓を眺めながら人吉へ

13時15分到着すると観光列車「いさぶろうしんぺい号」(右)と
「九州横断特急」のツーショットに遭遇


「田園シンフォニー」の秋(赤)も揃っている所を記念撮影


話しによると来年(?)夏のイメージの青い車両が増えるとか?
そうなると・・・また違う季節に来たいものですネ~
カラフルな車両が田園地帯を走る様子を見るのも良いかもしれません。
人吉球磨地方は霧で有名なところですが
朝霧の中を走る「田園シンフォニー」もきっと素敵なことでしょう。
オジサン連れて行ってくれるかしらネ~(笑)
さて、長々とお付き合いいただきましたが・・・
まだまだ今回の旅はここまでで半分ほど(笑)
次回の「SL人吉編」へ つ・づ・く
