ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

別の魂胆

2015-08-22 21:56:53 | 時事(国内)
ユニクロで週休3日制を導入。

しかも給料はそのままらしい。
1日の労働時間は10時間になるそうだが、仮に2時間サービス残業させられて12時間労働
になったとしても、確実に3日休めるなら社員にとってはうれしい制度だろう…。

最初は転勤のない地域社員からの試みらしい…。

おそらくは、ブラック企業のイメージ払拭が一番の理由なんだろう。しかし、やってダメ
なら改善すればいいわけで、こういう斬新な試みは、日本企業の悪しき伝統である長時間
労働の改善に多少なりとも繋がるのなら、多いに歓迎すべきだと思う。

日本人はよく働くし、会社に対する忠誠心も大いにある。さらに会社のためなら、多少の
犠牲は構わない。いや、多少ではない、相当な自己犠牲をしてでも、会社の都合を優先
させることが良しとされるのが、日本社会である。確かに昔よりは改善されつつはある。
けれど、まだまだ足りない。

時々あるのが、日本の球団と契約した外国人の野球選手の行動が問題になるケースだ。

外国人の選手の中には、例えシーズン中でも家族の一大事や、時にはとんでもない自己都合
で、そちらを優先して帰国してしまうことがある。
もちろん、彼らも契約の意味は充分わかっているし、助っ人の立場も理解しているはずだ。

けれど、どんな理由があろうと、所詮、それは彼らにとって「仕事」なんだと思う。

責任感があるなしではなく、単に仕事より優先すべきことが、私たち日本人よりたくさんある
ということ。

つまり「労働」に対する価値観の問題なんだろうと思っている。

日本も早く「仕事優先社会からの脱却」をすべきだ。

今回のユニクロの労働時間改革が、その微々たる最初の一歩になれば喜ばしい限りだが、現在、
業績悪化の只中にあるユニクロが、労働者視点での改革などちょっと眉唾ものだと思わざる得
ない。

何か別の魂胆があると思っている。

CENTER>

コメント