ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

寛容といい加減

2013-05-20 21:29:56 | つぶやき
疲れが取れないのか、単にやる気が起きないのか、なんとなくぼーっとしている。

留守中の間の溜まった雑務もしないといけないし、来週には催事もあり、その準
備もしないといけないし、そういえば、そろそろロシアのビザも大阪まで取りに
行かないといけない。やらないといけないことが満載だが、体がついていかない。

体内時計は、未だタイにいるような感じだ。

それにしても今回はよく寝ていた。夕食を食べてホテルの部屋に戻りシャワーを
浴びてシンハを一缶飲むと、もう、睡眠モードに入る。毎晩9時~9時半には就寝
で朝7時までぐっすりだった。それでも起きてシャワーを浴びないと目が覚めない。
妙に夜が早かったせいか、1日が早く感じてなんだか3泊4日くらいの感覚だった。

滞在中、たまたまタイのニュース番組を見ていると、交通警察の不正を暴く映像が流
されていた。車線変更やバイクのヘルメット違反で制止されたドライバーが折りたた
んだ紙幣を差し出すと手が伸びて、免許証や違反切符の用紙をはさんだホルダーの下
にすっと消えていくという映像だった。

歩道橋から下の道路を撮影したものでは、警官は全く気づく様子がなく、同じアング
ルで何台もの乗用車やバイクから袖の下を徴収している現場が押さえられていた。

私もチェンマイの滞在ではいつもバイクを借りて乗っている。2年前だったか、一度
ヘルメット違反で捕まり、警察署まで罰金を払いに行ったことがある。罰金は200バーツ
(およそ600円)だったが、捕まった場所でバイクのキーを取り上げられ、そこから
歩いて警察署まで行かされた。支払いを終え領収書をもらい、トボトボ歩いて捕まった
場所まで戻り、領収書を見せるとカギを返してもらえる、というシステムだった。

テレビを見ていて、「これだ!」と思ったのは、賄賂を払うタイミングである。

こういうものは、スマートに「さっと」終えるに限る。ダラダラと料金交渉などはもっ
ての他だ。ということは、つまり相場を知らないといけない、ということでもある。

おそらくは、罰金の半額程度が相場のような気もするが、私の場合、車を運転する機会
はほとんどなさそうなので、バイクでいえば、ヘルメットや一通などの違反でも100バー
ツ程度でいいのではないかと思える。

もっとも、今ではチェンマイ市内のヘルメット取締スポットは、ほとんど把握してしま
っているので、今では全く捕まる気がしない。

まぁ、「備えあれば憂いなし」である。こういうことも頭に入れておけば、いつか何かの
時に役に立つにかもしれない。

タイの近代化のスピードは、すさまじいものがある。かつては麻薬などの犯罪でも賄賂が
効いたそうだが、そんなタイも今や、徐々にまっとうな国に近づきつつある。小さな規則
違反では、まだまだ、融通が効くかもしれないが、それ相応の法律違反では、しっかり罰
せられると思っていたほうがいいだろう。

ただ、願わくば、タイがいつまでもどこかいい加減で、かつ寛容な国のままであってほしい
と思っている。

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