ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

メルトダウン

2011-03-14 00:42:03 | 時事(国内)
テレビで被災地の映像を見ていると、同じ日本だとは思えないほどである。

まるで終戦後の焼け野原のカラー映像をみているかのようで、何ともやり
きれなくなる。中でも津波の映像だけは、映画のCGにしか見えず、未だ
実感がわかない。それでも、被害者のインタビューだけは妙に現実的で、
まったく言葉が見つからない。

原発も心配だ。

原子力発電はクリーンエネルギーで国家戦略として輸出が必要だ、といって
いたのは確か、「課長・島耕作」だったと思うが、全くいい加減な奴である。

相当、危険ではないか?

外壁が吹き飛んだ原発の建屋にちゃんと鉄骨の骨組みが残っているのを見て、
原発の外壁って意外にちゃちだったということがわかり、それは、ちょっと
した発見であった。外壁にももう少し力を入れても、良いのではないのか、
という気がしてならない。

「炉心溶融」何て言われてもさっぱりわからないが、1979年にアメリカで
スリーマイル島原子力発電所事故というのがあって、その事故はこの
「炉心溶融」が原因だったそうだ。そしてこれがさらに酷くなったのが、
旧ソ連の「チェルノブイリ」なんだとか。

この事故以来、アメリカでは原発は無くなり、「チェルノブイリ」のあと、
これが原因ではないが、ソ連は、国家そのものが無くなった。

原因はどうであれ、これで原発に対する信頼は失われたような気がしている。
「もう、海外に輸出しよう」といってもどこも買ってくれないだろう。
経産省や重電メーカーは頭を抱えているだろうが、仕方ないというもので
ある。

そんなことよりも、まずは周辺住民の安全の確保だ。

実際は、現在の被害者数の数倍の被害者がいるはずで、さらにこれ以上の
被害者を出さない為にも大変重要なことだと思う次第である。

それでも、時間は掛っても日本は必ず復興するはずである。

そう信じるしかない…。




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