花歩る木

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ボストン美術館・ジャポニズム展

2014-08-01 17:23:28 | 美術館

7月29日 午後 世田谷美術館へ行ってきました。

          「 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」が開かれています。
                                  ~ 9月15日(月)まで

      ジャポニスムとは、日本趣味の事です。
      19世紀~20世紀にかけての作品が約150点展示されています。
      東の美術、西の美術が並べて展示されていて、同時にみられるのが
      ポイントでしょう。

      
      
      ラ・ジャポネーズ (上半分です。)   1年の修復後、世田谷美術館で
      世界初公開されています。 特に赤が色爽やかで、刺繍の金糸、
      銀糸が見事に輝いています。     (今回の一番の目玉です。)

        
       歌川広重「名所江戸百景」の1枚     ムンク「夏の夜の夢」

       
      
        
      歌川國貞・広重の「夏菊」   ゴッホの「ルーラン夫人」  (1889年)     今回の目玉
      背景に菊をダイナミックに描いた。
      ゴッホは、「みんな日本の絵が好きで、その影響を受けている。自分の作品は、すべて
      日本の美術の上に成り立っている」・・・と、テオに手紙で書いています。

       
      太鼓橋にあこがれたモネはジベルニーの蓮池に太鼓橋を作った。  (1900年)60歳
      「自分の最高傑作は、この庭だ」 と誇りにしていた。

       
      喜多川歌麿 「母子図 たらい遊」        メアリー・カサット 「湯浴み」
      母と子の日常など、西洋絵画の題材にはこれまでなかった。

      “印象派を魅了した 日本の美” “ニッポンに、酔いしれる” ・・・世田美が今年一番
      力を入れた企画展だったと思います。
      日本の浮世絵、日本の自然観の影響は、印象派やアールヌーボーに大きいものがあったんですね。