花歩る木

山と旅がすきです

マネ・モダンパリ展

2010-06-27 17:26:42 | 美術館
 6月22日 マネとモダンパリ展
   三菱一号館という美術館が4月に開館され、その記念すべき
   第一回が 「マネとモダンパリ」 展です。↓

   

   明治27年に竣工したこの建物は、鹿鳴館やニコライ堂の
   設計者、ジョサイア・コンドルによって、三菱最初のオフイスビルとして、
   設計されたものですが、老朽化のために解体され、
   今年4月に、ほぼ原型通りに復元されたものです。
   
   「オルセー美術館展」 「ボストン美術館展」 と時を同じくして
   今年の初夏は印象派・ポスト印象派が目白押し。
   この日、開館10分前に着いたのに20人ほど並んでいました。
   印象派に取り付かれた人、はまってる人、大フアンが目白押し。
   私もその1人で、そのために春の旅行をフランスにしたのです。
   この「予習の旅」が功を奏して、お陰で フムフム 納得、納得の
   美術館めぐりをしています。
  
   
   

   エレベーターで3階に上ります。
   1.スペイン趣味とレアリズム

  「オランピア」とは娼婦の名前。裸婦=女神と言う時代に
  裸の娼婦を描いたのでスキャンダラスだと批判されました。
  「紳士か反逆者か」と言われたのです。

   2.親密さの中のマネ、家族と友人たち

  
    マネの絵の中で「横たわるベルト・モリゾの肖像」↑ の絵が一番好きです。 
    モリゾも印象派の画家ですが、マネのお気に入りのモデルでした。
    黒服で胸元の緑の花が目立っていて、大きな目をじっとこちらに向けています。
    (いろいろあったらしいですが)   マネの弟と結婚しました。    

    3.マネとパリ生活
    2階に下りると第3章になり、マネ以外の作品も沢山出ていました。
    マネの作品の色調が全体として明るくなっていました。

   
   「ラティユ親父の店」↑ 戸外の明るい光の中に
   女性を口説く男とそれを眺める給仕が描かれています。

   本来別の用途に用いられていた建物を、美術館として
   再利用したもので、小さい部屋がつぎつぎと続いています。
   暖炉のある部屋もありました。松材の床はコツコツ靴音が響いて、
   それがいい・・・と言う人もありますが、混んだ人込みの中では
   ちょっとわずらわしく感じましたけど、、、、、、

   「日本が19世紀のパリになる」  存分に楽しませていただいています。

   
   

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