8月22,23,24日 北アルプス後立山連峰、( 白馬岳八方、爺ヶ岳)を歩いてきました。「お盆をすぎると山は秋」 の通り、空気もひんやり、
空の色も雲も、花も、秋の気配でした。
8月22日 白馬村の八方尾根のゴンドラリフトを2回乗り換えて第一ケルンまでいった。(1820m 往復2600円) 長野オリンピックの競技会場でもあったところ。 第三ケルンまでは歩いて往復3時間。ここに八方池がある(2060m)。途中秋の花が種類多く迎えてくれたので、疲れは感じなかった。お天気もよく、白馬連峰が眼前にひろがり信州を包む山々を見渡す大パノラマが見渡された。
タカネマツムシソウ(高峯松虫草) 悲恋の花として、片思いの乙女の魂が宿ったという神話があるそうです。園芸品種が沢山ありますね。 ワレモコウ 昨年流行った杉本まさとの歌 好きでした。
イワオトギリ (弟切草) ある鷹飼いの家に門外不出の薬草の秘密があって、それを弟が他にもらしたため、兄が弟を切ったといういわれがあります。花弁の明点は血が飛び散ったものだ・・とか。ムゴイ!
ハクサンシャジン ツリガネニンジンの高山性のもの。バックは白馬三山。
八方池(2060m) 雪解け水がたまった池。サンショウウオ、モリアオガエルがいるという。風のない日、湖面に白馬三山が映った図はカメラフアンのあこがれ。
白馬岳はさすが花の山だけあって、この季節でも沢山の花が咲いていました。
パンフレットに「夏の白馬に花が降る」とありましたが、言い得て妙だと思いました。
白馬岳へは色々なルートで4回登りました。栂池まで、八方池までというのもありますので、合計5回にしてもいいかな?
8月23日 大町からアルペンルートの入口、扇沢へ行くちょっと手前に爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳への登山口がある(267m)。車を狭い駐車スペースにおいて、6時半に登り始める。今夜泊まる種池山荘まで約4時間。この登山道は小屋の主人が一人で
つるはしをふるって昭和40年前後に作り上げたもの。今もご健在だがかなりなご高齢。道はしっかりしており、歩きやすく快適。並べてある石はどこから持ってきたんだろう、大変だったろうナ・・と思いながら歩いた。13年前にも歩いたが、今はもっとメインテナンスが行き届いている感じがした。
道の左側は針の木岳、スバリ岳,蓮華岳とず~っと道ずれ
クロウスゴ(黒臼子)食べらる。果実酒、ジャムなどに加工できる。ブルーベリーの原種。
ミヤマアキノキリンソウ 花期はかなり長い。
ヤマハハコ 雌雄異株だそうだ。
チングルマ(稚児車)の実 草たけ10センチほどだが、常緑の木。冠毛の状態を
子供のおもちゃの風車にみたてて名がついた。
爺ヶ岳頂上(2669m)から剣、立山連峰を望む。(山荘から往復2.5時間)
爺ヶ岳は「種まき爺さん」の雪形が現れることでも有名です。ふもとではこの雪形を見て、農作業の準備をするのだそうです。今回はこの爺ヶ岳で、槍 穂高、立山連峰、黒部川をはさんで鹿島槍、北アルプスがほとんど全部この目で見られました。展望の山でした。この20年で見える山のほとんどを登った(剣を除いて)という満足感にも十分ひたれました。