花歩る木

山と旅がすきです

手塚雄二展・日本橋三越

2014-11-17 15:57:37 | 美術館

11月15日 三越で行われている手塚雄二展を見てきました。

      午前中、丸の内で、ミレー展を見て、
      丸ノ内ホテル7階の「大志満・椿壽」でお昼にしました。
      同行の一人が大志満の関係者だから、申し訳ないくらいの
      おもてなしを頂いて、加賀、能登のおいしいものを頂きました。

      
      手塚雄二さんは、日本美術院の理事であり、東京芸大の教授でもあります。
      ギャラリートークが2時からありました。

         
         「おぼろつくよ」

              雨より霧が好きです
           
             霧より月夜が好きです        手塚雄二
   
                            図録の最初に書かれた言葉です。

         繊細な深い静けさを感じる日本画ですが、先生のトークは
         めちゃくちゃ面白い。東京芸大生時代の寮生活の個性豊かな仲間たち
         の話しには、笑いました。
        
         平山郁夫先生の助手になって教わったこと、「絵を教えてはいかん。
         いい絵描きは、背中を見せて学ばせるんだ」「絵は黙って盗むんだ」
         平山先生は、誰に対しても平等に指示してくださったが、お酒は強かった。

         文化とは、ゆっくり変わっていくもの。自分なりにアレンジしたものが
         オリジナルで、それが価値がある。そのためには、古典を、国宝を
         見なさい。・・・・というお話でした。

         日本画家のイメージとは違った、71歳には見えない、イケメンの先生でした。



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