花歩る木

山と旅がすきです

映画「小さいおうち」

2014-02-14 19:59:45 | いろいろ

2月10日 映画“小さいおうち”を見てきました。

      「60年の時をへて ひも解かれる切なくもミステリアスな物語。」
      直木賞を受賞した中島京子さんのベストセラーの映画化。
      “家族”を描いてきた 山田洋次監督が、今作で初めて“家族の秘密”を描いた
      82歳で82作目の映画です。      

       
                                                       HPより

       あらすじ  昭和11年、田舎から出てきた タキ(黒木 華)は、東京郊外に建つ
         モダンな、赤い三角屋根の家で女中として働き始める。
         そこには優しい奥様・時子(松たか子)と、旦那様(片岡孝太郎)、可愛い
         お坊ちゃまが穏やかに暮らしていた。
         しかし、一人の青年(吉岡秀隆)が現れ、時子の心が傾いていく。
        
         それから、60年後の現代、晩年のタキ(倍賞智恵子) が大学ノートに綴った
         自叙伝には“小さいおうち”で過ごした日々の記憶が記されている。
        
        
         ・・・・・・・・・・それからは、ミステリアスな謎解きがあって、“秘密”の真相へと
         たどり着いていくのです。 

      監督 山田洋次
      原作 中島京子
      音楽 久石 譲
      出演 松たか子 黒木 華 片岡孝太郎 吉岡秀隆 倍賞千恵子 橋爪 功 等
            

              
      映画のポスター              中島京子さんの原作          アメリカの絵本 

      戦争に突入するところから、敗戦までの出来事、恋愛ストーリー(いわゆる不倫)なのですが、
      秘密を長く長く胸にしまっていたタキさんは、「私、長く生き過ぎたの…」と何回かつぶやき、
      
その言葉の背景が明らかになっていくのです。

      映画の出だしはタキさんのお葬式の場面から。焼き場の煙突のけむり・・・からでしたから
      ビックリしました。原作には無かったんですよ。時子さんが2度目の結婚だったし、
      お坊ちゃまがあの旦那さまの子ではなかったし、小説は小説、映画は映画なのですが
      あまりにも上品に遠まわしに語られるので、小説を読んでないと理解できないところも
      あるかも・・・・と思いました。

      松たか子さん、きれいで明るくて、上品な奥様にピッタリ。
      黒木 華さん、初めて知りましたが、割烹着がにあう 日本一の女中さん。
  

      朝ドラ「ごちそうさん」の戦中、戦後の世界が偶然重なって、生活用品、食料品が
          
配給制になり、「贅沢は敵」、「貧すれば(う)どんす」になっていく過程を知っているものとして
      どちらにもつらいものを感じました。

      阿部首相の舵取り、大丈夫なんでしょうか?  
          


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