4月6日 2日目近江八幡ホテル→水郷の散策→ミホ・ミュージアム→佐川美術館→
米原→東京
近江八幡は2度目ですが、1度目で魅了され、大好きな街になり、是非もう
1度訪れたいと思っていた街でした。八幡堀り周辺の桜が満開になって
迎えてくれたのは、感激でした。
瓦つくりのエリア
ミホ・ミュージアム 桃源郷のような美術館
平成9年に開館。信楽郊外の山の中に造られた、建物の8割が地下に埋没して
いるという、周囲の自然に配慮した美術館。
設計したのは、あのルーブル美術館のガラスのピラミッド知られるM・ペイさん。
自然、建物、美術品の融合をテーマにして設計したそうです。
桃源郷の世界をモチーフにしたしだれ桜の並木道。(残念ながら桜は1分咲き)
銀色に輝くトンネル、つり橋を経て美術館へ。電気自動車が往復していました。
入口に入ってロビーからの絶景。窓ガラス枠は、屏風絵を形作っています。
春の特別展は、大徳寺龍光院の国宝「曜変天目」 ~5月19日まで
「曜変」天目」茶わん は、12~13世紀に中国の福建省の窯で
焼かれた黒い釉薬のうち、窯内で偶然に美しい光彩を生じたもので
室町時代には茶わんの最高峰と位置づけられたものです。
世界に3碗しかない「曜変天目」茶碗のひとつ、しかも普段でも京都の
大徳寺龍光院に置かれて一般の拝観はできない国宝が、今ミホ・ミュージアム
に展示されているのです。行列は、時間がかかりましたが、音声ガイドは
館長の熊倉功夫さん、そのお話をお聞きしながら前進しました。
夜空に星が瞬いているような静かな模様のお碗でした。
東京の静嘉堂文庫の稲葉天目(4/13~6/2) 奈良国立博物館では、大阪の
「藤田美術館展」( 4/13~6/9)で、今、あと2碗の国宝がみられます。
この2つは、以前拝見しているので、「国宝3点征服したゾ~」って気持ち。
佐川美術館 水庭の美しい美術館
佐川美術館は、佐川急便(株)創業40周年の1998年に開館しました。
比叡山を望む「水に浮かぶ美術館」と称される琵琶湖のほとりにたつ
美術館です。
日本画家の平山郁夫、彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の楽吉左衛門 の
展示館を設け、3巨匠の作品をゆっくり鑑賞出来るのです。
他に特別展で、木梨憲武展がもようされていました。
アクセスのチョット難しい、新しい美術館をまとめて2館訪問できました。
伊吹山が前日、前々夜の雪で冠雪していたのに、2日目の帰り道には
すっかりとけて、いよいよ本格的な近江の春が始まる気配でした。