9月18日台風が駆け抜けた快晴の朝。行ってみたいと思っていた墨田区の
「すみだ北斎美術館」へ行ってきました。
「大だるま製作200年記念 パフォーマー北斎、江戸と名古屋を 駈ける」
と言う企画展です。 ~10月22日まで
両国駅から北斎通りを歩いて10分。
さほど大きくない公園の奥の敷地に美術館は建っています。思っていたより
小ぶりです。が、全体がアルミパネルに覆われていますので、銀色に光っています。
妹島和世さんの設計です。金沢の21世紀美術館(は、西沢立衛さんとの共作)を
見ていますので、「やっぱりネ。そうだろうネ」・・・と言うのが感想でした。
葛飾北斎(1760~1849)は、すみだの地で生まれ、およそ90年の生涯の
ほとんどをすみだで過ごしながら、すぐれた作品を描きました。
⇈ 入口
左: 美術館のロゴマークです。北斎の代表作である「富嶽三十六景 山下白雨」に描かれた稲妻を
デザインしたもの。
中: 展覧会のちらし
右: トイレの入り口の壁絵になっていた北斎の作品 「諸国滝巡り」(下野・霧降の滝)
3階のロビーに「パフォーマー・北斎になって見る」コーナーがあります。
120畳のだるまの一部の上で、筆代わりの箒や墨桶が用意されています。
かわいい女の子が北斎になっていました。
今から200年前(1817)、葛飾北斎は、名古屋城下で「北斎漫画」宣伝のため、
120畳大の大ダルマをえがくパフォーマンスを 開催したそうです。
米粒に雀2羽の極小画も画いたそうです。
朝早かったので、混雑もなくゆっくり拝見できました。
展示品は、全体に小さく、画の細かさはびっくりするほどでした。
すみだの誇り、日本の誇りを拝見してきました。