花歩る木

山と旅がすきです

映画・「フジタ」

2015-11-29 12:49:53 | 映画 演劇

1月26日映画「フジタ」を見てきました。

      画家・藤田嗣治の知られざる世界を圧倒的な映像美で描く・・・と言うもんですから
      藤田フアンとしては、絶対見逃せないと思って雨の日に行ってきました。

        
      新宿、武蔵野館のエレベーターの扉一杯の看板です。

      左: 1920年代のパリ時代 「乳白色の肌」で裸婦を描き、ェコールド・パリの寵児となったころのフジタ。
      中: 狂乱のパリを生きたが常に孤独でもあった。
      右: 1940年代  日本に戻ったフジタは数多くの“戦争協力画”を描いた。5番目の妻となった君代と
          疎開先の村で敗戦を迎えることになる。

        
        ロビーに飾ってある「アッツ島玉砕」
      
      パリが愛した日本人、あなたはフジタを知っていますか?・・・という添え書きが
      ついていますが、       はい、東京近代美術館でフジタの作品を簡単に
      拝見出きますし、その上、ギャラリートークで画の鑑賞の手引きになるお話を
      聞くこともありますから、関心の高い画家です。

      フジタを演じたのは、オダギリジョー。フランス語の猛特訓を受けたそうですが
      映画の半分を占めるフランス語は素晴らしかったです。
      5番目の妻になったのは、中谷美紀。乳白色の横顔のうつくしさにびっくり。
     
      映画の画面は全体に暗く、音楽もほとんど流れない。物語性もなく、難解でしたが
      映像詩という感覚で見ました。
      フジタが好き、小栗康平監督が好き・・・と言う人には、おススメしますが、
      誰にでも・・・という映画ではないかもしれません。

      東近美では、今、特集「藤田嗣治、全所蔵作品展示」 を行っていて、
      全作品25点と特別出品1点を 12月13日まで展示しています。
                             シニアは無料でした。