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花歩る木

山と旅がすきです

東京都美術館

2010-02-18 10:21:15 | 美術館

2月17日 東京都美術館の「ボルゲーゼ美術館展」を見に行きました。
~プライベートコレクションの女王~    といわれ、
 ~4月4日まで展示されています。

上野の東京都美術館です。

第3水曜日は65歳以上はサービスデイで、無料です。
普通の日でもシニアは800円ですから、頑張ってこの日をねらう
ほどのことはないのですが、うまく都合がつけば有難いですね。

さて、ボルゲーゼ美術館展、
イタリア、ローマ市北東部の広大なボルゲーゼ公園に位置する美術館で
名門貴族であったボルゲーゼ家歴代のコレクションです。
ルネサンス、バロック美術の宝庫。
約50点の15~17世紀までのものが
今、その多くが日本初公開されています。


ラファエロ《一角獣を抱く貴婦人》    カラバッジョ《洗礼者ヨハネ》

ラファエロの《一角獣を抱く貴婦人》は
20代前半の作。80年ほど前まで、現状と違い、両肩に
大きなマントをかけ、ユニコーンの代わりに
大きな車輪を手にしていた。
x線調査の結果別の絵があらわれて、今の画に修復された。
ルネサンス派の天才。

カラバッジョの《洗礼者ヨハネ》は
38歳で病死した画家の最晩年の代表作。
今年は彼の没後400年にあたる。

彼は人殺しまでして、破滅的な人生を送ったが
10万リラの紙幣にまで選ばれていた イタリアの天才である。
今回はカラバッジョの作品はこれ1点でした。


ヨーロッパを旅行していると、絵画、建築、音楽も
ルネサンス様式、バロック様式・・・等々
が出てきます。
どう違うの?  バロックってなに??
その昔、若尾文子さんが結婚するする時、黒川紀章さんに
「あなたの美しさは”バロックだ”」・・・っていわれたそうです。
?十年前の話ですが、それからの私はバロックって何よ・・って
もどかしい思いをしていたのです。
ルネッサンスから約100年を経てバロックにいたった歴史が
この展覧会で少し理解できました。
私の霧も少し明かりが射してきました。

都美は4月5日から2年間 改修工事のため、休館にになるようです。


ランチ
地下鉄表参道駅から程近いAOビルの4Fに
「カフェ ラントマン」 があります。
オーストリア、ウイーンのリング通りに
130年以上の歴史を持つ
「ウイーンでもっともエレガントなカフェ」
といわれているお店の海外第1号店だそうです。



ウイーン本店(写真で見た)をかなり忠実に再現した、格調高い店内。



メニューには、ハプスグルグ、モーツアルト、マリアテレジア・・・
などうれしくなる名のついたのがあって、
料理、コーヒー、トルテ・・・。おいしかったです。

因みにこの日の私は Birthday girl  でした。