花歩る木

山と旅がすきです

京都 つづき

2009-10-24 21:25:49 | 

10月15日 晴れ 午前 修学院離宮  午後 仙洞御所 を尋ねました。

修学院離宮、仙洞御所を たずねるには申込が必要です。
郵送でも、インターネットでもOKで、宮内庁京都事務所の参観係へ、
3ヶ月前から受け付けてもらえます。桂離宮も同じくですが、
運悪く、なかなか当たりません。入場料は無料なのが、魅力ですが・・・


朝一番に正門前に集まっているのは清掃奉仕団 
まっ白い割烹着にあねさんかぶり、福井の大野からきた婦人会の人たちでした。
後水尾上皇が造営した別荘 
上・中・下の3つの離宮からなり、それぞれの庭は田園風景を縫う松並木の道でつながれている。馬に乗った上皇が通る道。後の山は比叡山

 
上離宮の隣雲邸からの眺め。50年前(に来たことがある)と変わらない浴龍池
上皇は仙洞御所から日帰りで離宮に遊んで、泊まらないで帰られたそうだ。

午後 仙洞御所
仙洞とは上皇の御所の意、後水尾上皇の御所として造営されたが幕末に焼けて
その後は再建されず、小堀遠州作の池泉回遊式庭園と茶室が残っている。

州浜に並べられた玉石は小田原海岸で集められたもので、
石一個を米一升と交換したことから一升石というそうだ。

京都の真中にこんなに広大な、静かな場所があるんです。
自然のままの山も勿論大好きですが、人間の美意識が生んだ
日本庭園の雅、静寂、 「日本に京都があってよかった」 と
私は来るたびに思うのです。