10月10日 夜「太宰文学とウナギの会」にいってきました。
映画「ヴィヨンの妻」がこの日公開されました。
ゆかりのある国分寺のすし屋で朗読会がありました。
東鮨です。太宰がよく通ったウナギ屋の2代目が営んでいます。
三鷹駅前にあった「若松屋」という屋台のウナギ屋がルーツで、
太宰が仕事の後によく立ち寄り、編集者や知人との待ち合わせ場所に
していたそうです。
「ヴィヨンの妻」はたかだか文庫本で40ページ強の短編です。この日は文中
飛ばしたところもありましたが、1時間ちょっとで、朗読されました。
三鷹のフリーアナウンサー H さん、小柄で美しい人です。
この人の声もいいし、会話の部分の雰囲気もいい。
私は原作を持っていったので、目で追いながら、耳で聞いていました。
まわりの人の様子には気が付きませんでしたが、
みなさん、それぞれの思いで受け止めたことでしょう。
いよいよ19日に映画を見にいきます。
うなぎは「太宰も親しんだ こくある濃い味」 と聞いていましたが、
わりとさっぱりとした たれが少なめで うなぎは多めでした。
先代は太宰とも縁が深く、ウナギを入れた籠を
玉川上水に取りに行き、入水した太宰を見つけたのだという。
そんなえにしもあるお店でした。
帰り道、並木に、公園にキンモクセイがむせかえるほど
香っていました。
10月10日 晴れ 高尾山に行ってきました。
高尾ビジターセンターが募集した 「渡りをするチョウを調べる」
に参加しました。1年に1度の行事だそうで、20名がビジタセンターに集合。
「アサギマダラ」がどのくらい移動しているかを調べるための「マーキング調査」をしました。
これはメスのアサギマダラです。羽根の裏にマーキングがしてあります。
TAKAO(地名) 091010(西暦日付)などを油性ペンでマーキングします。
羽根の欠損や、傷み具合もメモします。(新鮮、古い・・とかいう言葉を使っていました。 野菜じゃないんだけど~!)
飛んでいるアサギマダラに向かって、白いタオルをぐるぐる振り回すと、そのタオルに近寄ってくることがあります。遠いところを飛んでいるアサギマダラを、ひき寄せるのに役立つんです。ウソみたいだけど、ホントです。やってみてください。
蝶は「1頭、2頭」と数えます。これもウソみたいですよね。
さあ調査が済んだから 飛びなさい。
アサギマダラがなぜ渡りをするかは、
まだ分かっていないことが多いそうです。
何のために移動するの? どうやって海をこえるの?
そんな体力はどこに蓄えているの?
渡らないでとどまっているアサギさんもいるらしい・・・のも
わかってきたそうです。ヤッパ リスクのおおきいことはやめよう・・
という怠け者もいるんだ!!
清滝に冬桜 が咲いていました