歩行記録 H28-5-23(月)
歩行時間:6時間15分 休憩時間:1時間05分 延時間:7時間20分
出発時刻:9時00分 到着時刻:16時20分
歩 数: 24、132歩(推定距離17.1km) GPS距離5.8km
行程表
平山バス停 0:45> 旧道登山口 1:05> 穂積神社 0:50> 太陽光展望ヶ所 0:35> 高山 0:10> コアジサイ群生地
1:00> 山原分岐 0:50> 大道山(山原中継所) 1:00> 山原バス停
愛鷹位牌岳でコアジサイを見てから、高山南峰のコアジサイの事が気になってならなかった。
初めてコアジサイを見たのが一昨年5月24日の高草山だったので、そろそろ咲きだしても良さそうだ。
それに今年は暖かい日が続き、特にこの2・3日は30度に近い日が続いている。
そこで夕飯の時 「あした竜爪にヤマアジサイを見に行ってくる」 と妻に告げると
「庭のアジサイがまだ蕾なのだから、山の上じゃぁ まだ咲いてないじゃぁ ないの」 と一蹴されてしまった。
そこはそこ、山の事など何も知らない妻に言われたくない。と、我を貫く事に。
静岡駅で竜爪山線のバスの時刻を見ると則沢行きが出たばかりだった。
そんな馬鹿なと昨夜調べたバスの時間を確認すると時刻表と同じ7時20分になっていた。
それなのに静岡7時22分着の電車で来るなんて????? 何を考えてこの電車にしたのだろう。分からなかった。
次の電車は幸い8時8分発があった。アー良かった。
でも出発が小1時間遅くなったなら今日の予定も再考しなければ。
予定はバス終点の則沢から道白山経由で薬師岳に登り、穂積神社から高山南峰のコアジサイを見てから山原中継所のある
大道山に行く予定だった。
大まかで根拠のない時間割は、則沢-穂積神社4時間 穂積神社-山原中継所4時間 山原-清水2時間の計10時間で
山原中継所には遅くても4時頃には着きたいと思っていた。
それが出発が小1時間遅れたなら山原中継所に4時までには着けなくなってしまった。ではどうしよう?
そこで出発地を則沢から平山に変えて穂積神社に直接行けば、2時間程度で登れるだろう。なら逆に1時間は早まる事になる。
これなら薬師岳から長い階段を下らなくて済むと内心ほっとした。
ハイキングコース案内 廃業した竜爪茶屋
バス停を出るとトイレやハイキングコースの案内板があった。マイカー登山の前はバスを下りたハイカーは、ここ平山集落から
歩き出したのだろう。
コースもそれに合わせて平山から穂積神社に向かう2コースと、則沢から文殊岳に登るコースが紹介されている。
このコースを回れば周回できるので同じ所を歩かなくてもすむ私好みのコースだった。
それが今では登山道入口に駐車場ができたので、そこに車を置いての登山が主流になってしまい、則沢コースは歩く人が少なく
なってしまっている。そのため道は荒れだしてしまい余計に敬遠する人が増えているようだ。
せめて平山に駐車場があれば周回コースを歩く人が増えるのではないかな。
現在は廃業している竜爪茶屋だが、昔はこの辺りまで自転車で来て、ここから登りだしたという。
今ではウォーキングすらしない妻も、高校の時の遠足では自転車を曳いてここまで来たと言う。
旧登山道入口 旧垢離(こり)とり場標識
登山道入口の駐車場には車が6台停まっていた。鳥居の左側の水場で数え切れない程のペットボトルに水を汲んでいた人がいた。
待っている訳にもいかず声を掛けて水を1杯組ませてもらった。序に案内板に書かれた新道が分かりにくかったので聞いてみると
「林道を少し登った所に入口があり標識もある。だけどやっぱり旧道を歩いた方が断然面白いよ。」 と教えてくれた。
実は則沢回りを止めたので、ここから旧道を歩くか新道を歩くか決めてなかったが、旧道は一昨年下った事があるが、新道は
まだ歩いた事が無い。なので何となく新道をと思っていたっが “断然旧道の方が面白い” と聞いた以上それを無視するわけにも
いかない。それじゃぁ旧道を登ってみるとするか・・・・
案内板の “丁石” の最後は30丁目になっていたが、旧垢離とり場標識には 「従是竜爪山拝殿迄三十六丁」 となっている。
さてどちらが正しいか確認してみよう。
新道旧道合流部 最後の丁石(三??丁)
途中に “竜が横に走っているように見える” 竜走の滝が下に見えていた。傾斜のある岩の斜面を滑り落ちるような滝なので滑滝の
一種なのだろう。その上にはキン冷やしの滝もあるようだが、こちらの滝は登山道からは見る事ができなかった。
この金冷やしの滝を渡河した所に薬師岳の直登ルートがあるらしいが、川を渡るだけで大変そうで、覗いてみる気にもなれなかった。
二十六丁目の所で新道と合流した。旧道はいかにも山道だが新道は幅も広く緩やかそうな感じだ。
水汲みの人が “旧道の方が断然面白い” と言った理由は途中にあった岩の階段やミニ岩場を指してだろう。
言い換えれば新道側は誰も不安なく歩ける道なのかもしれない。
仲間との低山歩きで竜爪を考えたのだが、旧道の下りに不安を覚えたので実行していない。しかし今日歩いた限りでは登りなら
仲間でも大丈夫そうなので、帰りは新道を歩けば候補ルートにしても良さだそうだ。尤も一度新道を歩いてから決めるが。
最後の丁石だろうかその先には神社の石碑が見えている。だが木製の丁石(丁木?)は下部が朽ちていて読む事ができない。
1分ほど前に目にした丁石は “三十三丁目” だったので、多分この朽ちた丁石は 「三十四丁目」 なのだろう。
とすると案内板の “三十丁” も垢離(こり)とり場標識の “三十六丁” もどちらも違う事になる。
ただ竜爪山の “拝殿” がどこにあるのか確認してないので確かな事は言えないが。
私の歩いた時間では十六丁目辺りが丁度半分の所でした。
竜爪山穂積神社の石碑 手水鉢?
いつもは見過ごしていた二点。
大きな石に 「竜爪山穂積神社」 と刻まれた石は、下流の長尾川から搬出してきたとある。高さ4m余もあるというから大したものだ。
そんなに大きな石があの大きくもない長尾川にあったとは俄かには信じがたい。
更にその石に刻まれている文字を揮毫したのは 「小松宮彰仁親王」 と書いてあるが、もちろん知らない人だ。
調べてみる佐賀の乱では征討総督、西南戦争でも旅団長として活躍した凄い人だった。
しかもこれを揮毫した明治8年頃は、この二つの乱があった頃なのに良く書いてくれたものだ。とこちらも信じがたかった。
もう一点は手水鉢(多分)。現役の手水鉢も苔が生え古さを感じさせるが、こちらの鉢は側面に絵が彫られている。
上には鳥が、下には足のある動物が彫られているが、どちらも正面から書いてあるので判断は難しい。打も良く見れば鳥は鶴で、
足のある動物は亀のようにも見える。
鶴の長い首や亀の伸びた首も描かれていなのではっきり言えないが、他に彫られているのが松に竹の葉と梅の花のように見える。
なので “松竹梅” と“鶴亀” ではないかと判断した。
時間に余裕がるのもいいものだ。普段では見ない物もこうしてみる事ができる。正に “観歩” だ。
ここまでで3人のハイカーとすれ違った。また神社の駐車場のには4台の車が停まっていた。
休日でもないのにやはり人気のある山だ。
高山・帆掛山入口 888.8mへの標識
平山集落からの林道がここまだ延びてきているが、2年程前にこの先で崩壊した後は修復しないのか今も全面通行止になっている。
1年も2年も通行止めでも左程支障のない道なのだろう。そんな道に金を掛ける事はない。
次に行く帆掛山の道は、その林道を横断した所からから始まっている。
山道に入ると888.8mへの標識が付いていた。これは先月の竜爪縦走で紹介した立山の標高のことだが、今の立山の標高は
888.6mになっている。標高の見直しで20cm低くなったのだろうが一度流布されたことはなかなか直らないようだ。
かく言う私も、故郷金時山の標高を1213m、オッと違た1m低くなったのだから1212mと言い直す始末だ。
以前三角点の白い杭に標高も書けば、三角点にもっと愛着が湧くと書いたが、最近では一概にそうは思わなくなってしまった。
??? 帆掛山の杉林
艶のある葉はランの葉のような斑点があり、何となく綺麗っぽい花が咲きそうだが何なのか分からない。
帆掛山周辺は平坦な杉林が広がっていたが、去年も今年も縦走で歩いた時は、霧に覆われていて辺りが見えなかった。
しかしこんなに広かったのだとあらためて認識した。
トレランの若者に道を譲ると
「どちらにいくのですか?」 と声を掛けられたので、一先ず 「柏尾峠に向かってます。」 と答えておいた。
「まだ先は長いですねー、お気をつけてください。私はその先の梶原山から登って賎機山を目指してます。」
「アーそのコースは先月歩いたけど、足が遅いので12時間も掛かってしまった。(本当は13時間だが鯖を読んだのは内緒です)」
「そーこのコースは時間がかかりますよね。でも一番大変な高山の登りが済んだので、あと竜爪の階段が終われば下りだけです。」
「ウーンでも足の短い私には新東名の階段が苦手で、登りでも下りでも嫌になってしまうな。」
「そーあそこはみんな嫌いますよね。元の道に戻して欲しいと言う人もいますよ。」
うん中々調子のよい青年だ。
高山が見えた 東の方角が開けているが富士山は見えなかった
穂積神社から高山にかけての道が一番のんびり歩ける所です。
東の方角が開けた場所からは富士山が見えるはずですが私が来ると所詮はこんなもの。
今年になって21回の低山歩きをしているがその内富士山が清々見えてのはたったの3回きり。いや2回かな。
最初が大崩の初日の出で2回目が富士宮の毛無山だった。沼津アルプスでは麓では見えたが山に入ったら見えなくなってしまった。
心掛けが悪いのかどうか、もう雪のある富士山は秋まで見れそうもないな。
この場所は猛禽類の渡りが見える場所とかで、大砲レンズのカメラを構えた愛鳥家を見る事があります。
太陽光発電のネット ネット予定場所(頂点)
展望が開けた場所の横には林道が走っているので太陽光発電の場所を歩くのが嫌な人は林道に下れば良い。
山道を行けばそこからホンの5分ほどで太陽光発電のネットの場所に着く。
ネットの横は藪になっているがこんな場所は僅かです。4月に歩いた時は殆ど踏まれた跡はなかったが、今日は結構木が横に
なっているのがあったので歩いている人はいるようです。
現在ネットを敷設してある場所は上の方のパネルの所だが、徐々にネットを増やしていくようだ。
右の写真の場所はパネルの横にネットを敷設するようなので、歩く場所は下の林の横になるのだろうか。
何故そんなにしてまでこの場所を歩きたいかって?
下の写真を見てください。2枚に分割してあるけどこの景色が一望の元に見え、静岡の街や安倍川も見ることができるのですよ。
今日は霞んでいてはっきりしない景色だが諦めるには惜しい場所です。
梶原山から高山の稜線(縦走路)
薬師岳から賎機山の稜線(縦走路)
ネット予定場所(頂点) 唯一咲いていたヤマツツジ
ここにもネットを敷設するらしいが、ここなら林側を歩けば何とかなる。
今日唯一咲いていたヤマツツジだが、丁度ネットの予定地にあるので切られてしまいそうだ。
歩行時間:6時間15分 休憩時間:1時間05分 延時間:7時間20分
出発時刻:9時00分 到着時刻:16時20分
歩 数: 24、132歩(推定距離17.1km) GPS距離5.8km
行程表
平山バス停 0:45> 旧道登山口 1:05> 穂積神社 0:50> 太陽光展望ヶ所 0:35> 高山 0:10> コアジサイ群生地
1:00> 山原分岐 0:50> 大道山(山原中継所) 1:00> 山原バス停
愛鷹位牌岳でコアジサイを見てから、高山南峰のコアジサイの事が気になってならなかった。
初めてコアジサイを見たのが一昨年5月24日の高草山だったので、そろそろ咲きだしても良さそうだ。
それに今年は暖かい日が続き、特にこの2・3日は30度に近い日が続いている。
そこで夕飯の時 「あした竜爪にヤマアジサイを見に行ってくる」 と妻に告げると
「庭のアジサイがまだ蕾なのだから、山の上じゃぁ まだ咲いてないじゃぁ ないの」 と一蹴されてしまった。
そこはそこ、山の事など何も知らない妻に言われたくない。と、我を貫く事に。
静岡駅で竜爪山線のバスの時刻を見ると則沢行きが出たばかりだった。
そんな馬鹿なと昨夜調べたバスの時間を確認すると時刻表と同じ7時20分になっていた。
それなのに静岡7時22分着の電車で来るなんて????? 何を考えてこの電車にしたのだろう。分からなかった。
次の電車は幸い8時8分発があった。アー良かった。
でも出発が小1時間遅くなったなら今日の予定も再考しなければ。
予定はバス終点の則沢から道白山経由で薬師岳に登り、穂積神社から高山南峰のコアジサイを見てから山原中継所のある
大道山に行く予定だった。
大まかで根拠のない時間割は、則沢-穂積神社4時間 穂積神社-山原中継所4時間 山原-清水2時間の計10時間で
山原中継所には遅くても4時頃には着きたいと思っていた。
それが出発が小1時間遅れたなら山原中継所に4時までには着けなくなってしまった。ではどうしよう?
そこで出発地を則沢から平山に変えて穂積神社に直接行けば、2時間程度で登れるだろう。なら逆に1時間は早まる事になる。
これなら薬師岳から長い階段を下らなくて済むと内心ほっとした。
ハイキングコース案内 廃業した竜爪茶屋
バス停を出るとトイレやハイキングコースの案内板があった。マイカー登山の前はバスを下りたハイカーは、ここ平山集落から
歩き出したのだろう。
コースもそれに合わせて平山から穂積神社に向かう2コースと、則沢から文殊岳に登るコースが紹介されている。
このコースを回れば周回できるので同じ所を歩かなくてもすむ私好みのコースだった。
それが今では登山道入口に駐車場ができたので、そこに車を置いての登山が主流になってしまい、則沢コースは歩く人が少なく
なってしまっている。そのため道は荒れだしてしまい余計に敬遠する人が増えているようだ。
せめて平山に駐車場があれば周回コースを歩く人が増えるのではないかな。
現在は廃業している竜爪茶屋だが、昔はこの辺りまで自転車で来て、ここから登りだしたという。
今ではウォーキングすらしない妻も、高校の時の遠足では自転車を曳いてここまで来たと言う。
旧登山道入口 旧垢離(こり)とり場標識
登山道入口の駐車場には車が6台停まっていた。鳥居の左側の水場で数え切れない程のペットボトルに水を汲んでいた人がいた。
待っている訳にもいかず声を掛けて水を1杯組ませてもらった。序に案内板に書かれた新道が分かりにくかったので聞いてみると
「林道を少し登った所に入口があり標識もある。だけどやっぱり旧道を歩いた方が断然面白いよ。」 と教えてくれた。
実は則沢回りを止めたので、ここから旧道を歩くか新道を歩くか決めてなかったが、旧道は一昨年下った事があるが、新道は
まだ歩いた事が無い。なので何となく新道をと思っていたっが “断然旧道の方が面白い” と聞いた以上それを無視するわけにも
いかない。それじゃぁ旧道を登ってみるとするか・・・・
案内板の “丁石” の最後は30丁目になっていたが、旧垢離とり場標識には 「従是竜爪山拝殿迄三十六丁」 となっている。
さてどちらが正しいか確認してみよう。
新道旧道合流部 最後の丁石(三??丁)
途中に “竜が横に走っているように見える” 竜走の滝が下に見えていた。傾斜のある岩の斜面を滑り落ちるような滝なので滑滝の
一種なのだろう。その上にはキン冷やしの滝もあるようだが、こちらの滝は登山道からは見る事ができなかった。
この金冷やしの滝を渡河した所に薬師岳の直登ルートがあるらしいが、川を渡るだけで大変そうで、覗いてみる気にもなれなかった。
二十六丁目の所で新道と合流した。旧道はいかにも山道だが新道は幅も広く緩やかそうな感じだ。
水汲みの人が “旧道の方が断然面白い” と言った理由は途中にあった岩の階段やミニ岩場を指してだろう。
言い換えれば新道側は誰も不安なく歩ける道なのかもしれない。
仲間との低山歩きで竜爪を考えたのだが、旧道の下りに不安を覚えたので実行していない。しかし今日歩いた限りでは登りなら
仲間でも大丈夫そうなので、帰りは新道を歩けば候補ルートにしても良さだそうだ。尤も一度新道を歩いてから決めるが。
最後の丁石だろうかその先には神社の石碑が見えている。だが木製の丁石(丁木?)は下部が朽ちていて読む事ができない。
1分ほど前に目にした丁石は “三十三丁目” だったので、多分この朽ちた丁石は 「三十四丁目」 なのだろう。
とすると案内板の “三十丁” も垢離(こり)とり場標識の “三十六丁” もどちらも違う事になる。
ただ竜爪山の “拝殿” がどこにあるのか確認してないので確かな事は言えないが。
私の歩いた時間では十六丁目辺りが丁度半分の所でした。
竜爪山穂積神社の石碑 手水鉢?
いつもは見過ごしていた二点。
大きな石に 「竜爪山穂積神社」 と刻まれた石は、下流の長尾川から搬出してきたとある。高さ4m余もあるというから大したものだ。
そんなに大きな石があの大きくもない長尾川にあったとは俄かには信じがたい。
更にその石に刻まれている文字を揮毫したのは 「小松宮彰仁親王」 と書いてあるが、もちろん知らない人だ。
調べてみる佐賀の乱では征討総督、西南戦争でも旅団長として活躍した凄い人だった。
しかもこれを揮毫した明治8年頃は、この二つの乱があった頃なのに良く書いてくれたものだ。とこちらも信じがたかった。
もう一点は手水鉢(多分)。現役の手水鉢も苔が生え古さを感じさせるが、こちらの鉢は側面に絵が彫られている。
上には鳥が、下には足のある動物が彫られているが、どちらも正面から書いてあるので判断は難しい。打も良く見れば鳥は鶴で、
足のある動物は亀のようにも見える。
鶴の長い首や亀の伸びた首も描かれていなのではっきり言えないが、他に彫られているのが松に竹の葉と梅の花のように見える。
なので “松竹梅” と“鶴亀” ではないかと判断した。
時間に余裕がるのもいいものだ。普段では見ない物もこうしてみる事ができる。正に “観歩” だ。
ここまでで3人のハイカーとすれ違った。また神社の駐車場のには4台の車が停まっていた。
休日でもないのにやはり人気のある山だ。
高山・帆掛山入口 888.8mへの標識
平山集落からの林道がここまだ延びてきているが、2年程前にこの先で崩壊した後は修復しないのか今も全面通行止になっている。
1年も2年も通行止めでも左程支障のない道なのだろう。そんな道に金を掛ける事はない。
次に行く帆掛山の道は、その林道を横断した所からから始まっている。
山道に入ると888.8mへの標識が付いていた。これは先月の竜爪縦走で紹介した立山の標高のことだが、今の立山の標高は
888.6mになっている。標高の見直しで20cm低くなったのだろうが一度流布されたことはなかなか直らないようだ。
かく言う私も、故郷金時山の標高を1213m、オッと違た1m低くなったのだから1212mと言い直す始末だ。
以前三角点の白い杭に標高も書けば、三角点にもっと愛着が湧くと書いたが、最近では一概にそうは思わなくなってしまった。
??? 帆掛山の杉林
艶のある葉はランの葉のような斑点があり、何となく綺麗っぽい花が咲きそうだが何なのか分からない。
帆掛山周辺は平坦な杉林が広がっていたが、去年も今年も縦走で歩いた時は、霧に覆われていて辺りが見えなかった。
しかしこんなに広かったのだとあらためて認識した。
トレランの若者に道を譲ると
「どちらにいくのですか?」 と声を掛けられたので、一先ず 「柏尾峠に向かってます。」 と答えておいた。
「まだ先は長いですねー、お気をつけてください。私はその先の梶原山から登って賎機山を目指してます。」
「アーそのコースは先月歩いたけど、足が遅いので12時間も掛かってしまった。(本当は13時間だが鯖を読んだのは内緒です)」
「そーこのコースは時間がかかりますよね。でも一番大変な高山の登りが済んだので、あと竜爪の階段が終われば下りだけです。」
「ウーンでも足の短い私には新東名の階段が苦手で、登りでも下りでも嫌になってしまうな。」
「そーあそこはみんな嫌いますよね。元の道に戻して欲しいと言う人もいますよ。」
うん中々調子のよい青年だ。
高山が見えた 東の方角が開けているが富士山は見えなかった
穂積神社から高山にかけての道が一番のんびり歩ける所です。
東の方角が開けた場所からは富士山が見えるはずですが私が来ると所詮はこんなもの。
今年になって21回の低山歩きをしているがその内富士山が清々見えてのはたったの3回きり。いや2回かな。
最初が大崩の初日の出で2回目が富士宮の毛無山だった。沼津アルプスでは麓では見えたが山に入ったら見えなくなってしまった。
心掛けが悪いのかどうか、もう雪のある富士山は秋まで見れそうもないな。
この場所は猛禽類の渡りが見える場所とかで、大砲レンズのカメラを構えた愛鳥家を見る事があります。
太陽光発電のネット ネット予定場所(頂点)
展望が開けた場所の横には林道が走っているので太陽光発電の場所を歩くのが嫌な人は林道に下れば良い。
山道を行けばそこからホンの5分ほどで太陽光発電のネットの場所に着く。
ネットの横は藪になっているがこんな場所は僅かです。4月に歩いた時は殆ど踏まれた跡はなかったが、今日は結構木が横に
なっているのがあったので歩いている人はいるようです。
現在ネットを敷設してある場所は上の方のパネルの所だが、徐々にネットを増やしていくようだ。
右の写真の場所はパネルの横にネットを敷設するようなので、歩く場所は下の林の横になるのだろうか。
何故そんなにしてまでこの場所を歩きたいかって?
下の写真を見てください。2枚に分割してあるけどこの景色が一望の元に見え、静岡の街や安倍川も見ることができるのですよ。
今日は霞んでいてはっきりしない景色だが諦めるには惜しい場所です。
梶原山から高山の稜線(縦走路)
薬師岳から賎機山の稜線(縦走路)
ネット予定場所(頂点) 唯一咲いていたヤマツツジ
ここにもネットを敷設するらしいが、ここなら林側を歩けば何とかなる。
今日唯一咲いていたヤマツツジだが、丁度ネットの予定地にあるので切られてしまいそうだ。
「???」はチャボホトトギス。わざわざコアジサイを見に行く人はあまり聞いたことがないけれど(笑)、チャボホトトギスはみんなが見に行くよ。
8月の仲間ウォークはチャボホトトギスを見に竜爪周回はいかがでしょう?
懐かしい風景満載で久しぶりに行った気分になりました。
それにしても、あちこちに太陽光発電施設が作られるようになりましたね・・・。
コアジサイってその程度の花なんですか。知らなかった。
でもチラホラではなく斜面一杯薄青い小花が溢れていたら幻想的だと思うけど・・・・・・
チャボホトトギスですか。知らなかった。
早速調べてみました。確かにあの葉はチャボホトトギスのようですね。
遠くから竜爪に見に来ている記事もありビックリしました。
これでは見に行かないわけにはいきません。8月下旬に行ってみます。
いつもいつもご指導ありがとうございます。
あやさんを師匠と思っておりますので 今後ともよろしくお願いします。
自然をぶち壊している光景は何とも皮肉ですね。。
手水鉢は2つとも、削られた後がたくさんあったかと、、
かつて、あの石を削って飲むと病に効くと信じられていた
という話を聞いたことがあります。
それが 「飲むと病に効く」 と信じられていたとは・・・・
遠州森の大洞院にある石松の墓石も、博打運が付くと欠き取られ、現在の二代目の墓は金網で覆われています。
その点、穂積神社の手水鉢は現代医学が発達した今は飲む人はいないのでしょう。鉢は保護されていませんでした。