アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

首相閣下、生きた言葉を!

2016年05月27日 22時15分46秒 | Weblog
 広島でオバマ大統領と安倍首相の演説を聞いて、日本の政治家の言葉の貧しさに落胆した。

 たとえばオバマ大統領の「テーブル越しに触れる妻の手」とかいう表現は、聞いている者に伝わりやすい補助線を引いてくれる。それに比べて、安倍首相の言葉は単語を置き換えれば、どこのどんな場面でも使えるような空虚なものだった。首相だけではないのだろう。日本の政治家の言葉の貧しさ、相手を説得する話し技術の未熟さを痛感した。

 コミュニケーション能力の大切さが日本全土、特に教育界では叫ばれている。しかし、政治家がこれでは、ダメだ。彼らは、言葉を並べたら「話した」と勘違いしている。恐るべき貧しさ。これはつまり想像力と感性の欠落であり、こういう連中に政治ができるのか、頗る疑問に思う。