みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

入沢康夫氏からの慰めと励ましに感謝

2024-04-01 12:00:00 | 菲才でも賢治研究は出来る
 こうしてスタートした、菲才な私の賢治研究の長い旅だったのだが、その旅の中でとても驚きしかも有り難かったことが入沢康夫氏との出会いだった。ただし、私(投稿者鈴木 守)は、入沢康夫氏から直接相対しながらのご指導を受けたことはない。Web上等で(特に拙ブログのコメント欄を通じて)しばしば受けたご指導であったのだが。
 その最初は、拙ブログ〝宮澤賢治の里より〟における投稿、「238 辻潤と佐藤惣之助とは?」のコメント欄においてであり、それは、
お礼とお願い (入沢康夫) 2010-06-02 19:45:32
 このHPで、今年3~4月に「ヒドリ」--「ヒデリ」問題について扱われておりますことを、ごく最近知り、繰り返し読ませて頂きました。特に、かつての紫波郡における旱害の惨状に関しての、新聞資料等を駆使しての実証など、詳しい論証に、心からの敬服と共に大いに知識を得ることができました。                                                   小生は
先ごろ『「ヒドリ」か、「ヒデリ」か』と題したごく簡略な小著を上梓したばかりですので、ぜひ一本を献呈させていただき、ご笑覧に供したいと存じます。はがきにて、お名前・ご住所を教えて頂く訳にはまいりませんでしょうか。小生の住所は213-0015 川崎市高津区梶ケ谷 ○-○-○
(投稿者が伏せ字にしました)でございます。
というものであった。
 そこで私は、
ありがとうございます (suzukikeimori) 2010-06-03 20:54:27
 私如き素人の駄作をわざわざ読んでいただき感謝申し上げます。過分の評価にただただ恥じ入っております。
 折角のお話ですので、厚かましくもお葉書にて住所等をご連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。
とお応えし、遠慮せずに『「ヒドリ」か、「ヒデリ」か』を頂戴した。

 そしてその後も、私の投稿における間違い等を幾度となくご指摘・ご指導いただき、お陰様で訂正等をさせていただいた。
 例えば、拙ブログ〝みちのくの山野草〟における投稿、「3115 『旧校本全集』の頁入れ替え(私の間違いです)」のコメント欄を通じて、
「文語詩篇ノート」のこと (入沢康夫)2013-02-21 09:47:12
 毎回、興味深く拝見しておりますが、今回の「文語詩篇ノート」の新校本第十三巻(下)本文篇所収写真版の見方については、問題があるように思います。このノートは校異篇73頁にありますように、「左開きに使用されて」いますので、見開き左側頁は前頁の続きで、見開き右側頁の続きではないと判断されて、処理されています。当面の三八・三九の頁について言えば、左側の三八頁の内容は三九頁の続きではなく、その前の三七頁(1928年)の続きと見るべきだとの考えから、新旧両校本「年譜」等でもそのような扱いになっているのではないでしょうか?
というご指摘をしていただた。そこで私は慌てて、
大変ありがとうございました (鈴木 守)2013-02-22 07:49:53
 入沢 康夫 様
 お早うございます。
 いつも大変お世話になっております。
 そしてこの度は、私が大な間違いを起こしてしまいましたことを御指摘いただきまして大変ありがとうございました。
 ついつい暴走してしまいましたことをいま深く反省しております。
 なお、今回の顛末につきましてはこれから拙ブログに投稿して御説明したいと思っております。
 こんな軽率な自分は穴があったら入りたい心境ですが、なにとぞ今後とも御指導御鞭撻のほどお願いいたします。
                                      鈴木 守
とご返事を差し上げる共に、早速間違いを訂正させてもらった。
 すると今度は、翌日の私の投稿「3116 申し訳ございません、間違いました」のコメント欄において、
勘違いや間違いは (入沢康夫)2013-02-22 09:27:32
勘違いや間違いは誰にでもあることです。賢治そのひとにだってありますし(例:ヒデリ~ヒドリ)、私などもよくやります。どうか、これにめげず、がんばって下さい。
と慰めて下さり、身に余る励ましの言葉まで頂いた。

 私はそれらを素直に受け止め、お陰様で本日までなんとかめげずにやってこられたので、あらためて入沢康夫氏に感謝申し上げる次第である。

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  『このままでいいのですか 『校本宮澤賢治全集』の杜撰』(鈴木 守著、録繙堂出版、1,000円(税込み))

 目次は下掲のとおりで、

現在、岩手県内の書店で販売されております。なお、岩手県外にお住まいの方も含め、本書の購入をご希望の場合は葉書か電話にて、入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金として1,000円分(送料無料)の切手を送って下さい。
            〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守  ☎ 0198-24-9813
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