《1 ヘビイチゴ》(2024年5月15日撮影)
《2 ヒメヘビイチゴ》(2024年5月15日撮影)
《3 イヌガラシ》(2024年5月15日撮影)
《4 オニタビラコ》(2024年5月15日撮影)
《5 ジシバリ》(2024年5月15日撮影)
《6 カタバミ》(2024年5月15日撮影)
《7 シロツメクサ》(2024年5月15日撮影)
《8 ハルジオン》(2024年5月15日撮影) . . . 本文を読む
《コマクサ》(平成27年7月7日、岩手山)
†当時のソ連における賢治評
ここで少し日本を離れて、第二次世界大戦直後、宮澤賢治はソ連ではどのように見られていたのだろうかということについて少しだけ触れておきたい。そのことを高杉一郎のシベリア俘虜記『極光のかげに』(岩波文庫)が教えてくれるからだ。
まずはこの著者高杉なる人物についてだが、同書の「あとがき」によれば、彼はそれまで勤めていた改造社が戦 . . . 本文を読む
高村光太郎はこんな詩、
山口部落
山口山の三角山は雑木山。
雑木にみどりはみどりのうんげん。
ブナ、奈良、カツラ、クリ、トチ、イタヤ。
山越しの弥陀がほんとに出さうな
ぎよつとする北方の霊験地帯だ。
山のみどりに埋もれて
下に小さな部落の屋根。
炭焼渡世の部落の人はけらを着て、
自給自足の田地をたがやし、
酸性土壌を掘りかへして、
石ころまじりの畑も作りタバコも植ゑる。
部落の畑の尽きるあ . . . 本文を読む