たしかに、『旧校本宮澤賢治全集第十二巻(上)』(筑摩書房)の540pをみれば、そこに次のような写真が二葉載っていて
【Fig.5『「文語詩篇」ノート』三七、三八頁の写真】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/14/62bc0cb22ed6b1f3b5f6fe8e25e99d87.png)
となっているから、その「三七頁」の右上隅の数字
「1928」
に注意すれば、1928年とは昭和3年のことなので
「文語詩篇」ノートに昭和3年「八月 疾ム」のメモ
と解釈できる。
ところが、『旧校本全集第十二巻(上)』のこの『「文語詩篇」ノート』に関しては〝頁の入れ替え〟が実は起こっていたので『新校本全集第十三巻(下)・本文篇』ではそれが訂正されて「見開き」状態の写真
【Fig.6『「文語詩篇」ノート』三八、三九頁の写真】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/65/5ea5bfaeeebe83b4b9b9ec94a2b39584.png)
<『新校本宮澤賢治全集第十三巻(下)・本文篇』(筑摩書房)199pより>
で載っている。この姿が賢治自身がメモした『「文語詩篇」ノート』の本来の姿であることが明らかになった。
するとこの場合には、その右上隅の数字は
「1929」
となっているから、1929年は昭和4年のことなので、賢治はあくまでも
「文語詩篇」ノートに昭和4年「八月 疾ム」のメモ
とメモしたことになる。
つまり、賢治が『「文語詩篇」ノート』にメモした意味はあくまでも
昭和4年 八月 疾ム
なのであり、昭和3年のことではない。
したがって、前回私は
一方、「新校本年譜」においては
もちろん前者は間違っていて、後者が正しいことが【Fig.6】より明らかである。
この投稿につきましては、重大な間違いがございましたので、皆様にお詫びいたします。
私のこの重大な間違いは、入沢康夫先生から御指摘をいただきました。先生には深く感謝し、厚く御礼申し上げます。
ついつい、暴走してしまいまして申し訳ございませんでした。お恥ずかしい次第です。
なお、今回の顛末につきましてはこの〝続き〟でお話ししたいと思っております。
続きの
”申し訳ございません、間違いました。”へ移る。
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【Fig.5『「文語詩篇」ノート』三七、三八頁の写真】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/14/62bc0cb22ed6b1f3b5f6fe8e25e99d87.png)
となっているから、その「三七頁」の右上隅の数字
「1928」
に注意すれば、1928年とは昭和3年のことなので
「文語詩篇」ノートに昭和3年「八月 疾ム」のメモ
と解釈できる。
【Fig.6『「文語詩篇」ノート』三八、三九頁の写真】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/65/5ea5bfaeeebe83b4b9b9ec94a2b39584.png)
<『新校本宮澤賢治全集第十三巻(下)・本文篇』(筑摩書房)199pより>
で載っている。この姿が賢治自身がメモした『「文語詩篇」ノート』の本来の姿であることが明らかになった。
するとこの場合には、その右上隅の数字は
「1929」
となっているから、1929年は昭和4年のことなので、賢治はあくまでも
「文語詩篇」ノートに昭和4年「八月 疾ム」のメモ
とメモしたことになる。
つまり、賢治が『「文語詩篇」ノート』にメモした意味はあくまでも
昭和4年 八月 疾ム
なのであり、昭和3年のことではない。
したがって、前回私は
昭和3年の
・八月一〇日(金) 「文語詩篇」ノートに、「八月 疾ム」とあり。
についてははたしてこれでいいのだろうか、私には疑問である。おそらく、これは間違いであろう。
という問題提起をしたが、やはりこれは間違いだったと言えよう。・八月一〇日(金) 「文語詩篇」ノートに、「八月 疾ム」とあり。
についてははたしてこれでいいのだろうか、私には疑問である。おそらく、これは間違いであろう。
一方、「新校本年譜」においては
昭和3年 ・八月一〇日(金) 「文語詩篇」ノートに、「八月 疾ム」とあり。
となっているが、『新校本宮澤賢治全集第十三巻(下)・本文篇』においては 昭和4年 ・八月一〇日(金) 「文語詩篇」ノートに、「八月 疾ム」とあり。
となっていて、どちらも同じ『新 校本全集』シリーズなのだが、これらの間には矛盾が起こっている。もちろん前者は間違っていて、後者が正しいことが【Fig.6】より明らかである。
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この投稿につきましては、重大な間違いがございましたので、皆様にお詫びいたします。
私のこの重大な間違いは、入沢康夫先生から御指摘をいただきました。先生には深く感謝し、厚く御礼申し上げます。
ついつい、暴走してしまいまして申し訳ございませんでした。お恥ずかしい次第です。
なお、今回の顛末につきましてはこの〝続き〟でお話ししたいと思っております。
続きの
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お早うございます。
いつも大変お世話になっております。
そしてこの度は、私が大な間違いを起こしてしまいましたことを御指摘いただきまして大変ありがとうございました。
ついつい暴走してしまいましたことをいま深く反省しております。
なお、今回の顛末につきましてはこれから拙ブログに投稿して御説明したいと思っております。
こんな軽率な自分は穴があったら入りたい心境ですが、なにとぞ今後とも御指導御鞭撻のほどお願いいたします。
鈴木 守